《独学OK》土地家屋調査士試験に合格するためのオススメのテキストまとめ

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土地家屋調査士試験の勉強を始めたいんだけど、どんなテキストを買えばいいの?

てか本屋さんに行けば買えるのかな?

 

そんな疑問にお答えします。

試験勉強を独学でやるとなるとまず問題となるのが「テキスト(教材)」選びですね。

この試験は受験者数が少ないマイナーな試験なので、ネット上のブログやサイトを見てもあまり情報がありません。

本屋に行っても宅建などの有名な資格に比べればずいぶん品ぞろえが悪いです。

どんなテキストを選んでどのように学習を進めていけばいいのかが全く分からず、手探り状態で不安になっている人も多いはずです。

気持ちはすごく分かります。ほんとに情報が少ないですよね~あったとしても古いし・・・

結論からいうと、最初から最後まで独学で合格することも可能ですが、記述式と答練だけは予備校を使ったほうがいいです。

この記事では、約半年の独学で土地家屋調査士試験に受かった私が使っていたテキストや問題集(答練を含む)をご紹介します。

今から紹介するものをマスターできれば合格圏に入るはずです。

 

この記事で分かること

  • 独学の勉強の流れ・スケジュール
  • 勉強を始める前に買うべきテキストや問題集
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独学の勉強の流れ

まずは勉強の流れから知っておきましょう。今回は1年~1年半計画でスケジュールを組んでいます。

  1. 必要な道具を買う
  2. 択一の過去問をひたすら解く(平均2~3ヵ月)
  3. 記述式の基礎を学ぶ(1週間以内)
  4. 建物の基礎(2ヵ月)
  5. 土地の基礎(2ヵ月)
  6. 記述式の過去問(2ヵ月~)
  7. 記述式の演習問題+ひたすら択一(3ヵ月以上は欲しい)
  8. 模試(できれば実践答練)
  9. 本試験(10月下旬ごろ)

ざっとこんな感じです。

独学でも予備校でも基本的な流れはほぼ変わらないです。

基礎→ひたすら演習っていう受験の王道パターンですね。

調査士試験は三角定規や0.3mmのシャーペンなどが必要になるので先に買っておいてくださいね。

参考:【まとめ】土地家屋調査士試験の勉強が10倍はかどるオススメの道具たち

関数電卓の選び方はこちらに書いています。

参考:【土地家屋調査士】一発合格した私がオススメする関数電卓3選!《試験対応》

※あとで解説しますが、記述式の勉強だけ予備校を使うなら三角定規は買わなくていいです!あと、関数電卓も講義で使うものと同じ機種を買ってください!

ちなみに私は日曜日は基本的に休み、土曜日は平日にやり損ねた分+総復習をしていました。

勉強時間はスキマ時間を合わせて2~4時間(/1日)です。休日は5~8時間くらいやってました。

択一の過去問をひたすら解く(平均2~3ヵ月)

土地家屋調査士 択一式過去問 (日建学院)

まずは択一(マーク式)の問題からクリアしていきます。

初めて不動産登記法を勉強するならかなりキツイですが、ひたすら繰り返します。

私が使っていた過去問は「土地家屋調査士 択一式過去問」です。覚えることが多すぎて頭が爆発しそうになりますが頑張りましょう。

土地家屋調査士 択一過去問マスターⅠ・Ⅱ(東京法経学院)

東京法経学院の過去問です。全部で2冊(Ⅰ・Ⅱ)あります。日建学院よりも問題数が多いので、個人的にはこちらをオススメします。

全部で553問収録されており、ボリューム的には日建学院の約3.5倍あります。

ちなみに東京法経学院には「新・合格データベース」という過去問もあります。

詳しくはこちらにまとめています。

参考:【土地家屋調査士試験】択一の勉強方法&対策まとめ《半独学がオススメ》

【補足】資格試験の初心者の場合

択一の問題は3科目あります。

  • 民法
  • 不動産登記法
  • 土地家屋調査士法

私自身は過去問を解きまくって、これらの基礎知識を得ましたが、この方法は割とハードなので挫折する人もいると思います。

行政書士や宅建、司法書士などの法律系の資格を持っている人なら根性で何とかなりますが、資格試験の勉強に慣れていない人にとってはかなりキツイと思います。独学だとなおさらですね。

とくに不動産登記法は初学者向けではなく、解説を読んでも分からないところも多いです。

民法についても過去問だけで勉強するのはかなり効率が悪いです。

また、解説で理解できない部分はネットなどで調べる必要がありますが、毎回検索するのは結構めんどくさいです。

というわけで、基本書を一冊買っておいて、疑問点をサクッと調べることをオススメします。ネットの検索が得意じゃない人は初めに買っておきましょう。

土地家屋調査士受験100講〔I〕理論編 不動産登記法と調査士法

 

こちらは早稲田法科専門学院から出版されています。かなり有名なテキストです。

土地家屋調査士受験100講〔II〕理論編 民法とその判例

 

先ほど紹介した早稲田法科専門学院のテキストの民法バージョンです。こちらもかなり有名です。

土地家屋調査士 択一攻略要点整理ノート Ⅰ・Ⅱ

「土地家屋調査士 択一攻略要点整理ノート Ⅰ・Ⅱ」という東京法経学院のテキストでもOKです。こちらはセット売りなので、これさえ買っておけば択一式の基礎知識は全てまかなえます。

早稲田法科専門学院・東京法経学院のどちらも試験用に作られた有名なテキストです。好きなほうを買っていいです。

ただし、どちらのテキストも初学者にとっては解説が難しめです。ゴリゴリの法律用語がたくさん出てきます。最初はとっつきにくので注意ですね。

なので、民法についてはこちらのテキストでもOKです。

民法についてはこちらで詳しく解説しています。

参考:【民法改正】土地家屋調査士試験の民法はどうやって勉強する?

記述式の基礎を学ぶ(1週間以内)

独学をする際の注意点

ここから独学で記述式の勉強をする方法を解説しますが、人によっては記述式だけは予備校を使ったほうがいい場合もあります。

記述式の勉強は実際に手を動かして計算をしたり、図面や申請書を書いていきます。

計算については初めて勉強をする人にとってはかなり難しく感じると思います。

あと、申請書は独学でもなんとかなりますが、図面に関しては練習に動作がともなうのでテキストや画像では学習がしにくいです。

独学ならYoutubeや他のサイトをもとに自分で習得していくことになります。

ということで、記述式の勉強だけは予備校を使って学習を進めることをオススメします。

記述式の単発講座を受講できるのはLEC、アガルートアカデミー、東京法経学院の3つです。

こちらの記事で比較しています。独学での勉強方法も解説しているので、気になる人はどうぞ。

参考:土地家屋調査士|記述式の勉強方法まとめ

【オススメ】記述式だけ予備校を使う場合のスケジュール

部分的に予備校を使う場合は、このような学習スケジュールになります。

  1. 【独学】択一の基礎学習を終わらせる(過去問)
  2. 【独学or予備校】土地の計算で使う数学の公式・複素数の計算方法を覚える(※)
  3. 【予備校】図面の書き方・三角定規の使い方などを勉強
  4. 【独学】申請書の書き方を勉強
  5. 【独学】練習問題で実際に申請書と図面を書く
  6. これ以降は完全独学と同じ

※複素数の計算と数学の公式の暗記は土地の問題を解く直前(=建物が一通り終わった後)にやってもいいです。土地の計算で使うものなので。

私は独学で苦労した経験があるので記述式だけは予備校を使ったほうがいいと断言します。とくに短期合格を目指すなら絶対に使うべきです。

とはいえ、独学で何とかしたいという人もいるでしょう。そんな人向けに独学向けの勉強法について解説していきます。

基礎学習に使うテキスト

申請書の書き方

テキストは「土地家屋調査士試験 登記申請書と添付図面(法学書院)」を使います。私も実際に使っていました。

申請書の書き方を項目別に解説しているテキストです。コンパクトにまとめられているのでサクッと読めると思います。

図面の書き方

 

東京法経学院には「土地家屋調査士受験 測量・面積計算&図面作成【第六版】」というテキストが売っています。

計算問題や図面の書き方を解説しているものです。東京法経学院の記述式の単発講座でも使われているテキストで、公式サイトで購入可能です。

このテキストを使っても数学の基礎知識は独学です。

また、数学が苦手な人にはとっつきにくい内容なので、計算に自信がない人は単発講座を申し込んで映像講義を受けたほうがいいと思います。

映像講義はこちら↓

建物の基礎(2ヵ月)

記述式合格演習テキスト(東京法経学院)

基礎知識が頭に入ったら簡単な問題を解いていきます。

「土地家屋調査士 記述式合格演習テキスト(東京法経学院)」を使います。

東京法経学院のオンラインショップで買えます。

このテキストは土地と建物の問題があるのですが、どちらから解いてもいいです。建物のほうが簡単なので初心者でも解きやすいと思います。

土地家屋調査士受験100講〔III〕書式編でもOK

先ほどは東京法経学院の問題集を紹介しましたが、早稲田法科専門学院から「土地家屋調査士受験100講〔III〕書式編」という問題集も販売されています。

掲載されている事例の数はどちらも70個くらいなので変わりません。

こちらは一冊で土地と建物両方の問題が掲載されています。値段は早稲田法科専門学院のほうが安いですし、Amazonでも買えるので手に入りやすいです。

このあたりは好みでOKです。

【補足】書式図面練習用紙は買ったほうがいい?

建物も土地も図面をかく練習用紙が必要です。

私は東京法経学院の「土地家屋調査士 書式練習用紙 A3判」を一度だけ買いました。

内容はこんな感じです。申請書と図面が表裏になっています。

  • No1-1(25枚):土地の登記申請書(表)/地積測量図(裏)
  • No1-2(3枚) :地役権図面(表/裏)
  • No2-1(20枚):建物の表題・表題部変更等の登記申請書(表)/添付図面(裏)
  • No2-2(6枚) :建物の分割・合併の登記申請書(表)/添付図面(裏)
  • No2-3(6枚) :建物の合体の登記申請書(表)/添付図面(裏)
  • No3  (20枚):区分建物の登記申請書(表)/添付図面(裏)

一度買ってしまえば、次からはコピーをして使えばいいです。

 

LECにも似たような用紙が売っています。こちらには申請書はついていないですね。(だから安い)

 

プリンターを持っている人はダウンロードしてもOK

アガルートアカデミーの公式ホームページに練習用紙が無料配布されています。

自宅にプリンターがある人はこちらを使えば無料で印刷できます。

プリンターを持っていない人はコンビニで印刷するか、先ほど紹介したものを買いましょう。

参考:土地家屋調査士試験|学習に役立つ!解答用紙・様式・ツール 無料ダウンロードページ

土地の基礎(2ヵ月)

建物の基礎問題集が解き終えたらいよいよ土地です。

土地の問題は初心者にとってはかなり難しいので挫折する可能性大です。踏ん張りましょう。

土地の勉強方法

  1. よく使う数学の公式を覚える
  2. 関数電卓の使い方をマスターする
  3. 問題集を解く

この流れで勉強を進めます。申請書や図面の書き方が分からない人はこちらを参考にしてください。関数電卓の使い方を覚えてからやってもいいです。

参考:土地家屋調査士|記述式の勉強方法まとめ

土地の問題を解くには数学の知識が必要です。よく使う公式はこちらにまとめています。

参考:土地家屋調査士試験、測量士補試験で使う数学の知識

関数電卓の使い方はこのサイトでも解説しています。使う機種はF-789SG-SL(キャノン)です。

参考:【土地家屋調査士】複素数を使って最短で試験に合格する方法|F-789SG-SL(キャノン)

これらを理解してから問題を解きます。そうでないと全く解けないです。

ちなみに土地の問題集は建物で使ったものと同じものを使います。(東京法経学院か早稲田法科専門学院の問題集)

それから、土地の勉強をしている間も建物や択一の勉強は継続してやってくださいね。忘れてしまうので・・・

記述式の過去問(2ヵ月~)

いよいよ過去問に入っていきます。 スマホのタイマーでいいので時間を測って解きましょう。

  • 建物:50分以内
  • 土地:65分以内

時間配分についてはこちらに詳しく書いています。

参考:【土地家屋調査士試験】合格に必須な時間配分を確認しよう《択一・建物・土地》

最初は時間切れになることが多いと思います。

もしも時間がオーバーしても自力で解けそうならそのまま継続してOKです。

解き方が全く分からないなら手を止めて解答を見ましょう。

土地家屋調査士 記述式過去問(日建学院)

8年分の過去問が収録されています。建物・土地を合わせても16問しかありません。

なので、一周するのに長くて1ヵ月程度だと思います。この過去問だけで試験に合格するのはちょっと厳しいです。

調査士試験の過去問では唯一、Amazonや書店で手に入るものですが、個人的には次で紹介する東京法経学院の過去問をオススメします。

土地家屋調査士 記述式過去問マスター(東京法経学院)

東京法経学院の過去問です。Ⅰは土地編、Ⅱは建物・区分建物編になっています。

内容は下記のとおり。

  • 土地・・・39問
  • 建物・区分建物・・・45問

合計84問です。日建学院の過去問に比べて5倍以上のボリュームです。記述式は演習すればするほど実力がつきます。なので問題は多いほうが絶対にいいです。

これから本格的に記述式の過去問にとりかかる場合は、こちらをオススメします。

ただし、1日1問を解いたとしても全て解き終わるのに3ヵ月はかかります。

1日4時間くらい勉強時間が確保できるなら、毎日、土地1問+建物1問は解いたほうがいいです。

記述式の演習問題+ひたすら択一(3ヵ月以上は欲しい)

過去問まで解き終えたらあとはひたすら演習です。とにかく問題を解きまくることが大事です。

演習の段階に入ると図面を書くのにも慣れてくるので、一度書いたことがあるものは毎回書かなくてもOKです。

過去問は定期的に解いて忘れないように注意します。(とくに択一は忘れやすいです)

また、本試験形式の問題(模試や実践答練)で、択一式→記述式の流れで解く練習をしてください。

この試験はとにかく時間が足りないので、時間配分の訓練をしないと本番で大失敗します。演習段階では本番形式で解く練習を必ずやってください。

楽学 土地家屋調査士 記述式セミナー(住宅新報社)

記述式の演習では「楽学 土地家屋調査士 記述式セミナー(住宅新報社)」を使います。

過去問と同レベルかそれ以上の難しさですが頑張りましょう。

注意点ですが、こちらの問題集は新品の販売を終了しているようです。(21.4/19現在)

Amazonだと中古品が売っていますが定価ではないので気を付けてください。

欲しい人は早めに手に入れた方がいいですが、購入できない場合は他の問題集を買うか、資格予備校で実践答練や模試を受講した方がいいです。

令和3年度 土地家屋調査士 完全予想錬成問題集【煌】きらめき(東京法経学院)

東京法経学院から本試験形式の問題が出ています。全部で2回分の予想問題です。

模試や答練を受験できない人は買ってみてください。ただし、限定500冊の販売なので欲しい人は早めに買いましょう!

不動産法律セミナー

不動産法律セミナーという士業の資格について解説している雑誌があります。

土地家屋調査士試験の解説や、模試が掲載されていることもあるので、隙間時間に読んでいました。内容は難しめですが、知識の補強になるのでオススメです。

さて、色々紹介してきましたが、予備校を全く使わない場合はここで終わりです。あとは本番を待つのみ!

模試(できれば実践答練)

独学での場合、記述式の添削をしてもらう機会がありません。図面や申請書の書き方をプロにチェックしてもらえないのは危険です。

なので、最低1回は模試を受けた方が良いですよ。

私は東京法経学院の模試を2回受けています。 模試代の平均は1回15,000円くらいです。

日建学院は通信のみですが、一回5,000円なのでお得です。

【要注意】独学だと演習不足になる

資金に余裕があるなら答練を受けた方が絶対に良いです。実践答練とは回数が多い模試みたいなものです。

予備校にもよりますが、だいたい10~20回くらいですね。ちょっと高いですが答練を受けた方がより合格に近づきます。

独学で勉強した場合は使える問題の数が限られているので、演習不足になる可能性があるのです。

とくに本番形式の問題が手に入りづらいので、択一式→記述式の流れで解く経験が不足します。

市販されている問題集が少ないので、残念ながら回避策はありません。

私はメルカリで東京法経学院の実践答練の問題を手に入れたのでそれを解いていました。(全部で9回分の実践答練)

ただ、中古で手に入るかどうかは時期によります。手に入らない場合は、最低でも模試だけは受けておきましょう。

模試については下の記事に詳しくまとめています。心配な人は要チェックです。

六法・建物認定・土地認定は必要ない

今回は土地家屋調査士試験の勉強に役に立つテキストについてご紹介してきました。

「あれ?調査士六法はいらないの?」と思った人もいると思います。

個人的にはこの試験の勉強で調査士六法はいらないと考えています。私も買っていません。

予備校によっては半強制的に買わされるところもあるみたいですが、使う機会はほとんどないと思いますよ。

持っていても損はないですが、なくてもそんなに困らないです。

私がこのように考える理由についてはこちらに書いています。

参考:土地家屋調査士試験の勉強に「六法」は必要ない件

また、建物認定と地目認定もいらないです。

参考:土地家屋調査士試験|建物認定・地目認定は必要なのか?

これら2つは試験向けというよりは実務向けの知識が掲載されています。なので、使う場面はほとんどないと思います。合格したら買えばいいですね。

さて、今回紹介したとおりに勉強していけば合格圏内に入ると思います。

ちなみに私は半年で合格しています。

参考:【土地家屋調査士】半年の独学で合格した勉強方法&スケジュール

どれくらい勉強すればいいのか知りたい人はこちらを参考にしてください。

参考:【必読】土地家屋調査士に独学で合格できる勉強時間は?《半年と1年の合格パターンを紹介》

口述試験の勉強方法はこちらで解説しています。

参考:【土地家屋調査士】口述試験の対策方法まとめ《試験内容・合格率・テキスト》

では、勉強頑張ってください!

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