
測量士補って簡単って言われてるけど本当にそうなの?
どれくらい勉強すればいいの?
そんな疑問にお答えします。
土地家屋調査士の試験を受ける一環として測量士補の試験を受験する人も多いですよね。
ほとんどの人が測量士補→土地家屋調査士というステップを踏むと思います。
ちなみに私も測量士補を取得した年に土地家屋調査士試験にも受かっています。
勉強期間は1ヵ月くらいです。
ぶっちゃけ、測量士補はヌルゲーです。誰でも受かります。
てことで私の勉強方法を紹介します。
こちらの記事は動画で見ることができます。
【注意】土地家屋調査士の午前の部の免除について
令和3年測量士補試験は,令和3年9月12日に実施されます。
測量士補試験の合格発表が11月となったため,測量士補合格による令和3年度土地家屋調査士試験の「午前の部」の免除を受けることができません。
測量士補を受けた後に土地家屋調査士の試験を受験したい人は要注意です。
今年は測量士補の試験に合格→来年に土地家屋調査士の試験を受験するか、土地家屋調査士の午前の部から受験をするかを選ぶ必要があります。
予備校では午前の部の試験対策が無料で実施されることがあるので、詳しくは予備校に問い合わせてください。
各予備校で実施されている講座はこちら。

過去の合格率を確認しよう
「未経験で測量の知識なんて全くないけど大丈夫?」と思う方もいると思います。
大丈夫です。私も測量のことなんてこれっぽっちも勉強をしたことがない素人でした。
測量士補試験は難易度がそれほど高くないので基礎的なことをしっかり覚えていけば余裕で受かります。
過去の合格率はこちら。
形式 | 出題数 | 配点 | 合格基準 |
択一式 | 28問(1問25点) | 700点 | 450点以上 |
平成23年 | 平成24年 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | |
合格率 | 21.4% | 40.7% | 21.2% | 39.7% | 28% | 35.9% | 47.3% | 33.6% | 35.8% |
合格率だけをみれば難しく感じるかもしれませんが、そんなことはありません。落ちた人は記念受験とか無勉強で受けている人だと思います。
問題自体が易しいのですが、この試験は28問中10問を間違えても受かります。
そこまでシビアではありません。ちなみに女性の受験者も数名いました。
男性ばかりで受けにくいなぁと感じるかもしれませんが、最近では女性の測量士や土地家屋調査士が増えているようなのであまり気にしなくても良いと思います。
とりあえず問題を見てみたいという人は国土地理院のサイトに載っているので開いて見てください。
合格のための勉強時間は?
まず気になるのは勉強時間ですよね。
巷では簡単とは言われているけれど実際のところどうなの?と思う人もいるでしょう。
結論から言うと一か月みっちり勉強すれば受かります。二か月前から勉強を始めれば余裕で受かります。三か月前から始めれば最後の方はすることがなくなりますw
二か月前くらいから勉強を始める人が多いんじゃないですかね?
一日の勉強時間は2時間程度で良いと思います。仕事の合間にテキストを少し読んだりするなら帰宅後の勉強時間は1時間程度でもいいかもしれません。
よほどのブラック企業勤めでないなら、働きながら取得することも可能です。
スケジュールはどんな感じ?
では実際に測量士補を受験した私のスケジュールをご紹介します。
- 1月 受験申込
- 4月上旬 勉強開始(基本テキストを読むが、時間的余裕がなく挫ける)
- 4月中旬 動画を見始める
- 4月下旬 過去問スタート
- 5月 過去問と動画勉強を繰り返す(試験前に勉強に飽きるw)
- 5月20日 試験日
※令和3年度はコロナの影響で試験日時が違うので注意してください。
1ヵ月で測量士補に受かる勉強方法
ステップ1:動画で勉強する
最初はテキストを読んでいたのですが、未経験の初心者のせいか、ものすごくとっつきにくくて挫折しそうになりました。内容が全く頭に入ってこない…
どうしようかなぁ~と悩んでいたところ、偶然にもYoutubeで測量士補の解説を動画にしている方を見つけました。
テキストを延々と読むよりも、この方の動画を見て過去問を解いた方が早いです。
とても分かりやすいですし、内容もコンパクトになっているので最短での合格が可能です。
とりあえず、先ほどのチャンネル内にある「基礎知識まとめ」というプレイリストを全て再生して内容を8割くらい理解できたらOKです。
その時点で過去問を解いてもある程度解けるようになっています。大体2週間内で見終われば良いと思います。
ちなみに測量士補試験では
- 基準点測量
- 水準測量
- 地形測量
- 地図編集
- 写真測量
- 応用測量
という6分野に分かれていますが好きなものから動画を見て良いです。
テキストなんかでは上記のような順番で書いてあるし、過去問もこの順番で出されることが多いですがあまり気にしなくても良いと思います。
不安なら基準点測量→水準測量→地形測量まではこの順番でやって、他の3つはあまり他のジャンルと関連がないので好きなように学習を進めればいいです。
ステップ2:必要なテキストを準備しよう
測量士補 過去問280(日建学院)
動画である程度の知識がついたら実際に過去問を解きます。私はこちらの過去問を解いていました。10年分の過去問が項目別に載っています。
測量士補の出題傾向はそこまで大きく変わるわけではないので、この過去問を全てマスターできれば受かります。
ちなみに「測量士補 合格過去問 2020年版: 最新過去問10年分+模試1回分を収録」という過去問もAmazonにはあります。
私は使ったことはありませんが、模試が一回分ついているので日建学院のものよりちょっとお得かも?ただレビューによると間違いがある、とのことなので少し心配ですね。(本当かどうかは不明ですが…)
とりあえずは、過去問を10年分解いて分からない箇所が出てきたら動画で確認を繰り返して行い、最終的に過去問が完璧になればOKです。
他に問題を解かなくてもいいのか?と心配になると思いますが大丈夫です。過去問が全て解けるなら試験には受かります。
補足:建築土木教科書 測量士補 合格ガイドは買わなくていい
Amazonで測量士補のテキストを検索すると真っ先に出てくるテキストです。このテキストはかなり丁寧な内容になっているのですが、いかんせんボリュームがありすぎる…
私も最初はこのテキストを一読しようと思って最初から頑張って読んでいたのですが専門用語が多いし、未経験のせいか現場作業のイメージがつきにくくて内容が理解できませんでした。
この本を読むよりは先ほど紹介した動画を見た方が時間的にも知識的にも有利です。
一応買っても良いとは思いますが、わざわざ購入しなくても合格はできます。
まとめ
今回は測量士補の勉強方法についてお伝えしました。まとめると…
- だいたい二か月前から始めればOK
- 動画→過去問→動画→過去問で勉強を進めて過去問を完璧にする
という感じです。試験では数学で習った三角関数の知識が必要なのですが、私は三角関数を完全に忘れていたので1ヶ月の勉強が必要でした。
三角関数を理解している方であれば、1ヶ月も必要ないでしょう。
動画を繰り返し見て過去問を解けば簡単に合格できます。おそらくこの方法が一番簡単で最短距離で合格できます。
測量士補よりも土地家屋調査士試験の勉強時間に充てたいのでパパッと受かってしまいましょう。
試験で使う公式についてはこちらに書いています。あわせてどうぞ。
