《土地家屋調査士》1年の独学で合格した勉強方法【完全初心者】

 

測量とかやったことないんだけど1年間ちゃんと勉強すれば調査士試験に受かるかな?
マジで初心者なんだけど独学でも大丈夫?
やっぱり予備校とか使わないと無理ゲー?

 

こんな疑問に答える記事です。

 

まいこ
まいこ

こんにちは、まいこと言います。私は平成30年度の試験に一発合格した女性調査士です。

受験前の私は「土地家屋調査士」という職業を知らないレベルの超初心者でした。

勉強期間は1年ですが、無事に合格しています。

 

土地家屋調査士試験は世間では難しいと言われている試験です。

そんな試験に未経験の私が独学で合格するまでの道のりを記事にしました。

 

この記事で分かること

  • 1年間の独学で合格できた勉強方法
  • 合格するための勉強スケジュール
  • 毎日、何時間勉強したか
  • 予備校を使わなかったことを後悔した理由

 

※私の夫は半年の独学で合格しています。こちらに書いています。

参考:【土地家屋調査士】半年の独学で合格した勉強方法&スケジュール

【土地家屋調査士】半年の独学で合格した勉強方法&スケジュール
5月から勉強を始めて合格した私の記録です。勉強期間は約半年。廃人レベルで頑張れば受かります。
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土地家屋調査士試験に1年の独学で合格した勉強方法とスケジュール

受験前のプロフィール

  • 年齢:20代
  • 性別:女性
  • 職業:フリーター
  • 最終学歴:高卒
  • 持っていた資格:宅建
  • 受験のきっかけ:夫が土地家屋調査士を受験すると知って興味を持ったから
  • その他:測量未経験で、土地家屋調査士という職業を初めて知ったレベルからのスタート

勉強のスケジュール

10月 択一の問題をひたすら解く
11月
12月
1月
2月 記述式の基礎+関数電卓の使い方
3月
  • 土地の基礎問題
  • 建物の基礎問題
  • 土地・建物の基礎問題の復習
  • 東京法経学院の模試
4月
5月
6月 記述式の過去問(8年分)
7月
  • 記述式の演習問題
  • 択一の復習
  • 実践答練(9回分)
8月
9月
10月 総復習

1年で合格した勉強方法

択一の問題をひたすら解く(10月末~1月末)

勉強時間:2~4時間

夏頃から土地家屋調査士試験の勉強方法をネットで調べていました。

勉強を始める前におおまかなスケジュールを決めました。

実際に勉強を開始したのは10月末です。試験の約1年前ですね。

まずは試験に使う道具をそろえました。

参考:【まとめ】土地家屋調査士試験の勉強が10倍はかどるオススメの道具たち

その後は択一の過去問をひたすら解いていました。使っていたのは「楽学土地家屋調査士 一問一答」です。

 

この問題集には全部で980問の問題があったのですが、難しすぎて全然進まない・・・しかも解説も分かりにくいんですよね。

「筆界」とか「登記識別情報」とか初めてみる単語ばかりで文章がほとんど理解できなかったです。

最初はなかなかエンジンがかからなくて、ダラダラと勉強をしていました。

12月ごろにはちょっとやる気が出てきたので一日4時間くらいはやってましたね。

1月末には7割くらい正解できるようになったので次の段階に進んでいます。

勉強方法についてもっと詳しく知りたい人はこちら。

参考:【土地家屋調査士試験】択一の勉強方法&対策まとめ《半独学がオススメ》

記述式の基礎+関数電卓の使い方を学ぶ(2月上旬~末)

勉強時間:5時間以上

記述式の勉強を開始・・・といっても、私は完全に初心者なので申請書や図面の書き方を全く知りませんでした。

本当に手探り状態です。いきなり問題を解いてもチンプンカンプンなのでとりあえず申請書の基礎から勉強しました。

使ったテキストは「土地家屋調査士試験 登記申請書と添付図面(法学書院)」です。

このテキストで申請書のお手本を確認しました。だいたい2週間くらいで終わらせています。(暗記はしていないです。)

次は関数電卓の使い方を勉強しました。

使ったテキストは「土地家屋調査士試験 関数電卓必勝活用術 (日建学院)」です。

このテキストで紹介されている関数電卓はCasioです。私が使っているものはCanonなのでメーカーが違ったんですよね。

当然、ボタンの場所や押し方がちょっと違うんです。

私が持っている関数電卓の解説はどこにも載ってなくて本当に困りましたね・・・

2週間くらい関数電卓と格闘しまくって自分で説明書を作ったりしていました。

格闘の結果、なんとか計算方法を理解できたわけですが、この時期は本気で挫折しそうでした。

私が使っていた関数電卓はこちらに書いています。使い方の解説も載せています。

参考:【まとめ】土地家屋調査士試験の勉強が10倍はかどるオススメの道具たち

参考:【土地家屋調査士】複素数を使って最短で試験に合格する方法|F-789SG-SL(キャノン)

土地の基礎問題(2月末~4月中旬)

勉強時間:5時間以上

知っていると思いますが、土地家屋調査士試験の記述式には土地と建物の問題があります。

建物の方が土地よりも簡単なので建物の勉強を先にやる人が多いのですが、私は土地から始めています。

理由は土地の方が計算問題が多いので勉強に時間がかかりそうだったからです。

私は数学がかなり苦手なので、土地を後回しにして勉強が間に合わなくなるのが怖かったんですよね。

まずは計算で使う数学の公式をざっくりと確認しました。

参考:土地家屋調査士試験、測量士補試験で使う数学の知識

 

次に「土地家屋調査士 記述式合格演習テキスト(東京法経学院)」を毎日2~3問ペースで進めていきました。(初見の時)

公式サイト:土地家屋調査士 記述式合格演習テキスト【改訂版】

この時期はかなりきつかったです。計算も難しいし、図面も上手く書けないし。

解説を見ても理解するのに時間がかかる・・・。かなり勉強の効率が悪かったと思います。

今思えば「予備校を使えばよかったなぁ」って思います。予備校を使えばもっとサクサク進んでいたでしょうね。(詳しくは後で書きます)

とりあえず自力でこの問題集を3周くらいして8割くらい解けるようになりました。

※図面の書き方はネット上の少ない情報から学びました。ここが一番苦労すると思います。

建物の基礎問題(4月中旬~5月末)

勉強時間:5時間以上

この時期は土地の復習をしつつ、建物の問題を解き始めました。

使ったテキストは「土地家屋調査士 記述式合格演習テキスト(東京法経学院)」です。土地で使ったものと同じですね。

「建物は楽勝や~!」って感じで調子に乗っていたのですが、初心者にとっては難しかったです。

特に区分建物が意味不明・・・。

このテキストは普通建物20問、区分建物20問の構成なのですが、後半になるにつれてレベルアップしていくのでなかなか進まないんですよね。

とりあえず普通建物→区分建物の順に進めて、最終的には3周くらいしたと思います。

東京法経学院の模試

ちなみにこの時期に東京法経学院の模試を受けています。

択一は14問(35点)で、記述式は25点くらいでした。

土地・建物の基礎問題集の総復習(5月末~6月上旬)

勉強時間:5時間以上(休日は8時間くらい)

土地と建物の基礎がだいたい終わったので、いったん総復習に入りました。

◆やったこと

  • 択一の過去問を全部解きなおす(980問)
  • 土地・建物の問題集を全部解きなおして苦手な部分を洗い出す

記述式の勉強をしている間も択一はやっていたのですが、この段階でいったんすべての問題を解きなおしています。

記述式も東京法経学院のテキスト(問題集)を全て見直しました。

そこで解けなかった問題を洗い出して、苦手なところを潰していきました。

結構忘れているところもあったので焦りましたね・・・。

あと、この時期は図面を書くことにも慣れ始めていたので、1週間に3回くらいしか書いていなかったです。

申請書は申請人の名前や所在などの間違えにくい部分は飛ばして書いていました。

記述式の過去問(6月上旬~末)

勉強時間:6時間くらい

基礎的な勉強は終わったので過去問に入りました。

使ったテキストは「土地家屋調査士 記述式過去問(日建学院)」です。

このテキストには8年分の過去問がのっています。

本番通りに建物→土地を連続で解いていました。※解答用紙もプリンターで印刷して準備していました。

建物は50分以内、土地は60分以内の解答を目標にしていたのですが、時間が全く足りなくて驚きました。

一周目は時間切れが当たり前で、申請書も間違えまくっていました。理想の時間配分とは程遠かったです・・・。

参考:【土地家屋調査士試験】合格に必須な時間配分を確認しよう《択一・建物・土地》

計算は難しいし、知らない知識もたくさん出てくるし・・・。

正直、もっとまともに解けると思っていましたが勘違いでしたね(笑)

これまでの勉強で択一はある程度は解けるようになっていたし、東京法経学院の問題集も8割くらいは完璧にしていたのでちょっとびっくりしました。

「本番はこんなに難しいんだなぁ・・・」って軽く絶望していた時期です。

ですが解答を読み込めばある程度は理解できたので、再び解いた時にはスムーズに解くことができました。

調査士試験の問題は一度解き方を覚えてしまえば二回目はサクサク解けるんですよね。

なので私は過去問に関しては2~3周しかしていないです。(3周しているところは計算が難しいところです)

記述式の演習問題+択一+総復習(7月~9月中旬)

勉強時間:8時間くらい

7月末に仕事を辞たので、8月から本気で勉強漬けになっています。

過去問が終わったので次は演習問題を解き始めました。

使ったテキストは「楽学 土地家屋調査士 記述式セミナー(住宅新報社)」です。

明らかに演習不足だなぁ~と思っていたので、とにかく新しい問題をガンガン解くことにしました。

このテキストは過去問よりもちょっと難しめの問題が多いです。

ボリューム的には建物20問、土地20問くらいです。

一日の最低ノルマを建物4問、土地3問に設定していましたね。

とにかくたくさんの問題に触れることを意識して勉強をしていました。

本番どおりに実践答練を解く(9月中旬~下旬)

勉強時間:8~10時間

楽学の問題を全て解き終えたので、次は東京法経学院の答練を解き始めました。

この答練は夏ごろにメルカリで買った中古品です。本当は全14回あるのですが販売されていたのは9回分でした。

 

↑公式はこれです。

公式サイト:東京法経学院・土地家屋調査士 実戦答練2020【全14回】

本番直前だったのでマークシートや解答用紙を準備して、キッチリ2時間半で解けるように訓練しました。

解けなかったところはスマホのメモ機能に保存しておいて寝る前に確認していました。

総復習(9月下旬~本試験まで)

勉強時間:10時間~

これまでの総復習です。

  • 土地家屋調査士 記述式合格演習テキスト(東京法経学院)
  • 楽学 土地家屋調査士 記述式セミナー(住宅新報社)
  • 東京法経学院の実践答練

これらの問題を全部解きなおしました。図面は書かずに計算方法と申請書を中心に復習しました。

択一も最初から全て復習です。

年数の問題(書類の保存期間など)が苦手だったので表にまとめて頭に叩き込んでました。

あと、本番直前には不動産法律セミナーの模試を解いていました。

試験の直前に発売されるものには記述式の問題が載っているので役に立ちましたよ。

本番と同じくらい難しいです。

本試験

本試験では建物の問題に時間がかかりすぎました。時間配分はこんな感じです。

  • 択一:25分
  • 建物:60分
  • 土地:65分
  • チェック時間:ほぼなし

 

あと緊張していたので計算ミスも多かったです。

やっぱり本番になると集中力が低下してミスが増えますね・・・

結果は択一:50点、記述式:40点でした。

択一は、最後に解いた東京法経学院の実践答練の内容と似た問題が出題されていたので結構解きやすかったです。

初めて満点をとったのでびっくりしました。過去問だけで終わりにしなくてよかったですね(笑)

1年の独学で合格した感想

勉強の序盤がかなりきつい

私は完全に未経験だったので試験に必要な知識がほとんどなかったんですよね。

宅建は持っていましたが受験した年から数年経っていたので内容はほぼ忘れていました。

なので、序盤はかなり苦戦しました。

なじみのない言葉が多くて1行読むのにもすごく時間がかかりました。

毎日、難しい学術書を読んでいるような気分で「あ~もうやめたい~」ってずっと思ってましたね(笑)

土地で挫折する可能性が高い

試験に必要な基礎知識は、択一の過去問を3ヵ月くらいやれば身に付きます。

ですが、土地の問題はそれに加えて計算の知識もいるのでかなりきついです。

私は数学が大嫌いなので本当に苦しかったですね。

調査士試験の数学はそこまでレベルは高くないのですが、計算問題に苦手意識がある人にとっては大きな挫折ポイントになると思います。

最初だけ予備校を使えばよかったと思った

序盤の学習は予備校を使ってさっさと終わらせておけばこんなに苦労しなくて済んだと思います。

試験勉強を始める前に試験についてネットで調べていたのですが、独学で合格したという情報があまりなくてとても困りました。

本当に手探り状態で、「自分の勉強方法は本当に正しいのか」と毎日不安になっていました。

当時の私は独学にこだわりすぎていたので、予備校についてちゃんと調べておらず「予備校は高いから絶対に使わない!」と意地になっていたんですよね。

でも、受験後に予備校についてちゃんと調べてみたのですが、私が想像していたほど料金も高くないし、合格したら全額返金してくれるところがあることを知りました。

↑アガルートアカデミーの全額返金制度です。講座を受講してその年の試験に合格すれば受講料が全額返ってきます。

こんな制度があることを全く知りませんでした・・・。

勉強を始める前にもっとちゃんと調べればよかったな~と後悔しましたね。

初期費用をケチったせいで時間と労力をムダにしました。

結果的に合格しているのでいいですが、もっと効率よく合格できたと思います。

まとめ

 

最後に今回の記事をまとめます。

  • 1年間きっちり勉強をすれば独学でも受かる
  • 序盤がかなりきつい。根気がないと独学で合格するのはきつい
  • 完全に未経験の人は最初から予備校を使わないと挫折するかも
  • 合格すれば全額返金される制度を使えばかしこい(知らないと損する)

私は個人的な事情で絶対に合格しないといけない状況だったから最後まで頑張ることができましたが、そうじゃなかったら途中でやめていたと思います。

あと、独学の場合は最初が辛すぎるので予備校を使えばよかったと思いますね。

さっきも言ったとおり、全額返金制度を当時は知らなかったので損をしたなぁ~と思います。

返金制度を使わない場合でも通信講座なら17万円くらいで講座が受講できるのでそれを使えばもっと効率的に勉強できていたと思います。

私は今回紹介した方法で独学で合格していますが、資金に余裕がある人は予備校を積極的に使ったほうがいいです。

参考:【土地家屋調査士】独学で合格した私が予備校をオススメする理由

【土地家屋調査士】独学で合格した私が予備校をオススメする理由
独学のハードルの高さ、予備校を使うメリットとデメリット、予備校と独学のどちらも経験した調査士の話を紹介します。

とくに日中働いている人は時間が足りないので予備校を使って効率よく学習を進めていくことをオススメします。

こちらの記事で予備校について詳しくまとめています。(※2020/6/5現在はセール期間中です)

参考:無料あり:土地家屋調査士の私がオススメする予備校3社《料金比較あり》

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2020年度の予備校を比較しています。土地家屋調査士試験を受ける人にオススメの記事です。
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