【土地家屋調査士】口述試験の対策方法まとめ《試験内容・合格率・テキスト》

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土地家屋調査士の試験って口述試験があるよね?
面接って聞いたけど対策方法とかあるのかな?
不合格になることはないって聞いたけど・・・
一応、対策してたほうがいいよね?

そんな疑問にお答えします。

この記事で分かること

  • 口述試験の出題内容や合格率
  • 口述試験の勉強方法(めちゃくちゃ簡単)
  • 実際の流れ(リアルな体験談)

土地家屋調査士試験には筆記試験と口述試験があります。口述試験は筆記試験の合格者のみが受験できます。

口述試験は誰でも受かると言われていますが、何も対策をしないのもちょっと不安ですよね。

この記事では実際に試験を受けた私が口述試験の詳しい内容を解説していきます。

ケン
ケン

この記事を書いている私は現役の土地家屋調査士です。半年の独学で試験に一発合格しています。

参考:【土地家屋調査士】半年の独学で合格した勉強方法&スケジュール

 

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土地家屋調査士試験の口述試験の対策方法

口述試験とは?

口述試験は登記官による面接試験ですね。

試験の内容は土地家屋調査士法や不動産登記法に関係する問題です。

「何でわざわざ面接をするの?筆記試験だけでいいじゃん」と思う人がいると思います。

確かにそうですね。わざわざ面接するなんて主催する側も受ける側もめんどくさいです。

口述試験の目的は筆記試験の合格者が土地家屋調査士として働く能力や品位をきちんと備えているのかを判定することです。

めちゃめちゃ簡単に言うと「変な人」に土地家屋調査士の資格を与えないためですね(笑)

土地家屋調査士は「登記が関係する測量をする」という重要な役割を担うので、悪いことを考えている人や政治的・宗教的な思考が歪んでいる人に資格を与えるわけにはいけないんですよね。

口述試験の合格率は?

口述試験の合格率は「ほぼ」100%です。

残念ながら受験すれば絶対に合格するとは言えません。たまに落ちる人もいます。

とはいえ、よほど変なことをしなければ普通に受かるので安心してください。

実際、私の知る限り口述試験に落ちた人は一人もいません。

ちなみに不合格だった場合は翌年だけは筆記試験を免除して口述試験のみが受けられます。

勉強しなくても受かるの?

択一の内容を忘れなければOK

口述試験で問われる内容は択一を解けるレベルの知識さえあれば普通に答えられます。

ただ、筆記試験から口述試験までは3ヵ月くらい期間が空いてしまうので勉強した内容を忘れないように定期的に復習をした方が良いです。

・・・と言っている筆者は口述試験の直前まで全く勉強していませんでした(笑)

いや~筆記試験の勉強地獄から解放された後にテキストを開く気にはならないですよね~。

てことで私はサボってました(笑)

勉強しなくても合格できる

ぶっちゃけ、何も勉強しなくても合格できます。

さっきも言いましたが口述試験で問われる内容は筆記試験を合格した人ならほぼ確実に理解しているような内容だからです。

ただ、何も対策をしないのは不安ですし、受け答えがスムーズだと試験が早く終わるのでちょっとは勉強した方がいいです。

てことで具体的な勉強方法を解説します。

口述試験で使えるテキストと勉強方法

勉強方法の流れ

  • 日建学院のテキストを購入
  • 土地家屋調査士法の1条と2条を丸覚え
  • 日建学院のテキストで本番の練習(声だし)

土地家屋調査士 本試験問題と解説&口述試験対策集(日建学院)を買う

勉強に使うテキストは日建学院の「土地家屋調査士 本試験問題と解説&口述試験対策集」です。

まずはこちらを購入します。

前半は筆記試験の過去問です。後半に口述試験対策が30ページくらいでまとめられています。

口述試験対策のテキストはこれしかありませんが、これさえやっておけば受かるので安心してください。

独学の場合は過去問の演習をする時に購入するのでそれをそのまま使えばいいです。

参考:《独学OK》土地家屋調査士試験に合格するためのオススメのテキストまとめ

テキストの内容ですが、ページの左側に質問、右側にそれに対する答えの例が書いてある感じです。(口述試験の部分)

あと、最後に実際の口述試験の様子が会話形式で書いてあります。

土地家屋調査士法の1条と2条を丸覚え

まず、土地家屋調査士法の1条と2条を丸覚えします。この2つは頻出なので一応覚えておいた方がいいです。

高確率で質問されます。

1条:この法律は、土地家屋調査士の制度を定め、その業務の適正を図ることにより、不動産の表示に関する登記手続の円滑な実施に資し、もって不動産に係る国民の権利の明確化に寄与することを目的とする。

2条:土地家屋調査士(以下「調査士」という。)は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。

本番ではこんな感じで聞かれます。

面接官「土地家屋調査士法第1条に規定されているこの法律の目的をお答えください。」

「この法律は土地家屋調査士の制度を定め,その業務の適正を図ることにより、不動産の表示に関する登記手続の円滑な実施に資し、もって不動産に係る国民の権利の明確化に寄与することを目的としています。」

 

毎年、聞かれているみたいなのでそのまま覚えて良いです。

ちなみに条文通りに答えたら「あら、条文そのままね(笑)」って感じで笑われますw(実体験)

実際に声を出して練習

次にテキストの左側に書いてある質問を見て実際に自分で考えて声を出して答えてみてください。(右側を隠してテスト形式にするとOK)

質問「土地家屋調査士は、自己の業務を他人に委託することができますか。」

答え「いいえ、調査士は他人に自己の業務を取り扱わせてはなりません(実際に声に出す)」

こんな感じです。テキストにはよく聞かれる質問がズラリと書いてあるので1個ずつ答えていくと良いです。

キレイな言葉で答えられなくても大丈夫です。カミカミでも重要な論点を説明できればOK。相手に伝わるレベルで問題ないです。

当日の流れ(体験談)

会場は法務局

試験会場は法務局か地方法務局です。

福岡に住んでいるなら福岡にある法務局、佐賀に住んでいるなら佐賀地方法務局・・・みたいな感じですね。

筆記試験は県外で受験する人もいましたが、口述試験は最寄りの法務局(県内)で実施されます。

筆記試験の合格発表の後に郵送されてくる口述試験専用の受験票に会場が書いてあるのでチェックしておきましょう。

順番はくじ引き

法務局に到着すると試験会場の案内があるので会場まで向かいます。会場は普通の会議室みたいな感じですね。

会場入りしたら受付をして集合時間まで待ちます。

時間が来ると試験の説明が行われます。その後、受験者全員でくじ引きをして試験を受ける順番を決めます。

その順番通りに席替えをして、自分の番が来るまで着席しておきます。

ちなみに、受験者が多い会場だと番号が最後の方になると待ち時間がめちゃくちゃ長いです。

私は20番目くらいだったので1時間以上待ちました・・・。

面接開始

自分の順番が回ってきたら担当者から声をかけられます。

そして面接会場(個室)のドアの前まで誘導されます。

「準備ができたらノックをして入室してくださいね~」と言われるので呼吸を整えてノック。

中から「どうぞ~」と言われるので「失礼します」と言ってドアを開けます。

入室したら一礼をして用意された椅子の横に立ち、そこでまた一礼→着席です。

就活の面接と同じですね。

私は結構丁寧にやりましたが、そんなに気にしなくても良いですよ。

「面接のマナー」を最低限守れていればOK。

よほど失礼でなければ受かります(笑)

面接官の人数や印象

私の担当者は男性1人、女性1人の計2人でした。場所によっては面接官が1人の場合もあるようです。

年齢は50~60代くらいです。すごく頭が良さそうな雰囲気でした。本物の登記官なんだから当たり前ですね(笑)

威圧感はそんなになかったですね。相手によるとは思いますが・・・

実際に質問された様子

さて、椅子に座ったら質問タイムです。こんな感じです。

面接官「お名前、受験番号、生年月日を教えて下さい」

私「田中 太郎です。受験番号は〇〇、生年月日は昭和〇年〇月〇日です」

面接官(男性)「では、不動産登記法からいくつか質問します。建物表題登記をする場合、所有権証明書となるものを具体的に3つ教えて下さい」

私「検査済証、工事完了引渡証明書、固定資産税の納付証明書などです」

・・・こんな感じの質問を3~4つほどされます。このタイミングで質問する面接官が変わりました。

面接官(女性)「では、今度は私から土地家屋調査士法についてお聞きします。土地家屋調査士法第2条の職責を述べてください。」

私「土地家屋調査士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければなりません(←直前に丸覚えしたやつw)」

面接官(女性)「あら、そのままですね。完璧です(笑)」

私「あ、なんかすいません(笑)」

面接官(女性)「いえいえ、構いませんよ。では次の質問ですが・・・」

・・・という感じで2つほど質問をされました。

全部で6~7問くらいだったかな?

全部で10分くらいで終了です。面接が終わったら礼をして退室してそのまま帰宅します。

合格発表

合格発表は2月の半ばですね。試験の3週間後あたりです。法務局にある掲示板か法務省のホームページで確認できます。

発表される時間が16時なのですが、この時間に法務省のホームページにアクセスしても回線がパンクしているので繋がりません。(みんなアクセスしまくってます)

16時ピッタリに知りたい!!!という人は直接法務局に行って掲示板の前で待機しておくといいです(笑)

事務のお姉さんが合格者が書かれた紙を掲示板に貼ってくれます。

Q&A

Q&A

待ち時間は何をすればいい?

テキストで勉強ですね。スマホは使えないので注意してください。

試験勉強じゃなくてもOKです。スマホには触れませんが、本は読めるので好きな本を持ち込んで読んでいても大丈夫です。

ちなみに私はテキストを忘れたので自分の順番が来るまでめちゃくちゃ暇でした(笑)

上手く答えられなくても大丈夫?

大丈夫です。こちらが上手く答えられなくて無言になると登記官が答えまで誘導してくれますね。

例えば「所有権証明書の具体的な内容」が答えられない場合・・・

面接官「工事業者からもらう書類がありますね。思い出せますか?工事完了・・・なんですっけ?」みたいな感じです。

いや、もう答え言ってるじゃん!ってレベルまで教えてくれることもあります(笑)

待ち時間にトイレには行ける?

行けます。とくに許可はいらなかったと思います。

そこまで厳しい感じじゃないですね。私も一回だけ行きましたよ。

服装は?

基本的にはスーツです。カジュアルフォーマルあたりまではOKだと思いますが、スーツが無難ですね。

面接に行くような恰好をしておけば間違いないです。普段着はダメですね。

持っていくもの

  • 筆記用具(ボールペンで記入するものがあります)
  • 受験票
  • ハンカチ・ティッシュ
  • 飲み物
  • 待ち時間に読む本など

さて、今回の記事はここまでです。口述試験は上手く答えられなくても普通に合格できるのであまり緊張しなくても大丈夫です。

筆記試験の流れについて知りたい方はこちらを参考にしてください。

参考:【体験談】土地家屋調査士試験の当日の流れを解説します

【体験談】土地家屋調査士試験の当日の流れを解説します
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