問題演習に入っているんだけど何分以内に解けばいいんだろう?
いつも時間が足りないんだよなぁ・・・
択一・建物・土地の解答時間の配分を教えてほしい・・・
そんな疑問にお答えします。
土地家屋調査士試験の時間配分ですが、アガルートアカデミーの専任講師である中山先生はこのようにおっしゃっています。
- 択一・・・20分
- 建物・・・50分
- 土地・・・60分
合計130分(2時間10分)
→残りの20分はチェック時間
過去問を解いたことがある人なら分かると思いますが、ハッキリ言ってこの時間配分は無謀すぎます(笑)
今回は実際に私が試験を受けた時の時間配分や、普段の学習から意識しておくべきポイントを解説していきます。
この記事を書いている私は現役の土地家屋調査士です。半年の独学で試験に一発合格しています。
こちらの記事は動画で見ることができます。
土地家屋調査士試験で意識するべき時間配分
択一(30分)
まずは択一からです。中山先生は20分で解くように指導していますが、20分以内で解くなら1問あたりに使える時間はたったの1分です(笑)
これマジで無謀です。1問に1分しか使えないとなると問題の意味を考える時間はほとんどないです。
20分以内の解答はいくらなんでも焦りすぎです。
てことで、私は30分以内で解き終わるようにしていました。
この場合、1問あたり1分30秒の時間が使えます。
調子が良ければ25分以内で解答することもできますが、目安のひとつとしてはやっぱり30分ですね。
建物(50分)
次は建物です。
予備校では45分以内の解答を指導していることが多いですが、これも無理ゲーです。
最近の試験はボリュームがあるので45分で解くのは結構キツイです。
本試験の緊張状態ではとても無理ですね。(めちゃくちゃ得意な問題が出題されれば可能かも?)
建物は重要な得点源なので焦って解いてミスってたら最悪です。
てことで、私は50分以内で解答することをオススメします。
アガルートアカデミーの中山先生も50分での解答をオススメしていますね。
細かい時間配分はこんな感じです。
- 問題を把握・・・10分
- 申請書や解答欄の記入(床面積以外)・・・15分
- 作図(床面積の計算も含む)・・・20~25分
もしも、択一が早く解けたら55分までは延長してもいいです。
私は本試験では択一が25分で解き終えたので余った時間を建物に回しました。
プラスできた時間はたったの5分ですが、本番での5分ってすごく貴重です。
土地(65分)
次は土地です。土地は60分以内の解答を指導されることが多いですが、これも無理ゲーです(笑)
問題を見た瞬間に解き方をひらめいてノンストップで計算ができるレベルなら60分以内で解けると思いますが、そうじゃないならやっぱり無理ゲーです。
土地の計算は1か所でも計算ミスがあったらその後の計算も全部間違えます。
時間を気にしすぎてミスったら最悪です。後から間違いに気づいても手遅れです。
なので私は65分で解答していました。具体的な時間配分はこんな感じです。
- 問題を把握・・・10分
- 申請書や解答欄の記入(地積以外)・・・15分
- 計算時間・・・15~20分
- 作図(地積の計算も含む)・・・20~25分
作図に時間がかかりそうなら計算時間を早めに切り上げて、書けるところから埋めていった方が良いです。
私が本試験を受けた時は緊張で関数電卓の入力ミス&読み間違えがあったせいで計算が合わずにめちゃくちゃ焦りました。
計算に使う予定時間を大幅にオーバーしてしまったので、いったん計算をやめて作図を始めました。
計算ができていなくても方位や所在、境界標などは書けるのでそこで部分点がもらえます。
計算からいったん離れて違う作業をしていると頭の中がリセットされて解き方をひらめくこともあります。
私の場合は計算の手を止めたことで心に余裕が生まれて、何とか計算を間に合わせることができました。
問題を早く解答するコツはある?
今回の記事はここまでです。もう一度まとめておきます。
- 択一・・・30分
- 建物・・・50分
- 土地・・・65分
- チェック時間・・・5分
合計150分(2時間30分)
私の場合は計算の時間に結構余裕がありますが、これでも時間が足りなくなることが頻繁にあります。
基礎の勉強をしている時は解答時間を気にしなくても良いですが、模試や実践答練、問題集などを解く演習の段階に入ったら、ストップウォッチで毎回時間を測りながら問題を解いた方が良いです。
普段から時間内に解く癖をつけておくと本番でも時間の感覚が身についているので状況に応じて対応できるようになります。
とはいえ、この試験は解答時間がギリギリか足りなくなる可能性が高いので早く正確に解答するコツを知っておく必要があります。
とくに土地は複素数計算ができることが必須です。
詳しくはこちらに書いています。
参考:【土地家屋調査士】複素数を使って最短で試験に合格する方法|F-789SG-SL(キャノン)
今回の記事はここまでです。