【過去10年分のデータを公開】土地家屋調査士試験の基準点とは?

 

試験について調べているうちに基準点(足切り点)があることを知ったんだけど、具体的にどういう意味なんだろう?

合格点とは違うの?

 

そんな疑問にお答えします。

 

この記事を書いている私は現役の土地家屋調査士です。平成30年度の試験に独学で一発合格しています。

 

この記事を読めば土地家屋調査士試験の基準点の仕組みや合格するプロセスが理解できます。

試験の内容について知らない方はこちらからどうぞ。

【5分で分かる】土地家屋調査士試験の試験内容《受験経験者が詳しく解説》
これから土地家屋調査士試験の勉強を始めたいけど、その前に試験の内容を確認しておきたい。科目はどんな感じなの?そんな疑問にお答えします。
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 土地家屋調査士試験の基準点(足切り点)とは?

過去のデータを確認しよう

年度 択一式基準点 記述式基準点 合格基準点 合格率
平成21年度 32.5 35.0 70.5 8.07
平成22年度 32.5 29.0 67.0 8.35
平成23年度 30.0 24.0 60.0 7.71
平成24年度 40.0 29.0 72.5 8.38
平成25年度 30.0 30.0 71.5 8.77
平成26年度 35.0 30.0 74.5 8.82
平成27年度 32.5 30.0 73.5 8.82
平成28年度 30.0 31.5 74.5 8.92
平成29年度 37.5 36.0 81.0 8.69
平成30年度 35.0 33.5 81.0 9.54
令和元年度 32.5 33.0 76.5 9.67

まずは過去のデータを見てみましょう。表でまとめてみました。択一式、記述式の両方に基準点がありますね。

※記述式は書式と言われることもあります。

さらにその隣には合格基準点もあります。

初心者にとっては意味が分からないと思いますが安心してください。順を追って説明していきますので。

合格するための3ステップ

例として令和元年度の試験で説明します。

  • 択一式の基準点・・・32.5点
  • 記述式の基準点・・・33.0点
  • 合格点・・・76.5点

ステップ①:択一式の基準点を超えるべし

まずは択一式からです。択一式とはマーク式の問題のことですね。

土地家屋調査士試験では5つの選択肢があってその内の1つが正解という5肢択一の問題が20問出題されます。

まずはこの択一式の基準点を超える必要があります。

令和元年度の試験の場合は32.5点という点数を超えなかった場合、この時点で不合格が確定します。

32.5点を下回った時点で記述式の採点はしてもらえないのです。グラフで言うと赤い部分が合格で青い部分が不合格です。

2.5点(あと1問)足りないだけで不合格になった人が350人以上います。泣きたくなりますね。

択一式の問題は1問当たりの点数が2.5点なので32.5点を超えるためには最低でも13問は正解しないといけないですね。

ちなみに令和元年度の択一式の平均点は29.83点です。合格するためには平均点+αの得点が必要なんですね。

ステップ②:記述式の基準点を超えるべし

択一式の問題で32.5点をとれた人たちだけが記述式の採点をしてもらえます。

この時点で約半分の受験者に絞り込まれます。

記述式の採点でも足切りがあります。令和元年度の場合は33点ですね。

記述式の問題は土地と建物の問題がそれぞれ25点ずつあります。

50点満点中、最低でも33点とれば基準点は突破できます。

ステップ③:合格基準点を超えるべし

え、まだあるの?って感じですね(笑)

残念ながらまだあります・・・。

択一も記述式も基準点を超えたら晴れて合格!!というわけではないんですよね。

基準点というのはあくまでも最低ラインなのです。択一と記述式の基準点を超え、その合計が合格基準点を超えたら晴れて合格です。

なんだか混乱してきました。令和元年度の場合で説明しますね。

まず、択一式で32.5点以上をとります。
次に記述式で33点以上をとります。
この時点で合計は65.5点ですね。

でも合格基準点は76.5点ですのであと11点足りません。この11点を択一か記述式のどこかで得点する必要があるんですね。

例えば択一で16問正解できたら40点とれます。次に記述式の問題で37点とれたとします。

この場合の合計は77点なので合格基準点を超えていますね。

  • 択一式の基準点を超えたか→〇
  • 記述式の基準点を超えたか→〇
  • 合格基準点を超えたか→〇

この全ての条件が揃ったら合格です。逆にどれかひとつでも×がつくと不合格です。

最終的には全体の約90%が試験に落ちます。

具体的にどうやって勉強すればいいの?

択一にも記述式にも基準点があるので、まずはその両方の基準点を超えることが大前提です。

この基準点は基礎さえしっかり固めておけば普通に超えます。

ですが、合格するためには合格基準点も超える必要がありますよね。

合格基準点を超えるためには早く正確に解答するテクニックが必要になります。

難しそう・・・。どうやって勉強すればいいの?って思いますよね。

結論から言うと択一で逃げ切ることです。記述式で点数をとるよりも択一でガッツリ点数を稼いだ方が効率が良いし安定します。

このテクニックを使うのは合格できるベストな配点を知っておく必要があります。

基本的には択一でがっつり点数を稼いでおけば、記述式は基準点を少し超える程度でも合格ができます。

理想を言えば択一も記述式も満点を目指したほうがいいのですが、それでは時間が足りないですし効率が悪いです。

択一で逃げ切るためのベストな配点についてはこちらで解説しています。興味のある方はぜひどうぞ。

参考:【土地家屋調査士試験】択一で逃げ切れ!合格できるベストな配点を経験者が解説

【土地家屋調査士】択一で逃げ切れ!合格できるベストな配点を経験者が解説
択一で何点とれば合格できるの?具体的な基準がほしい・・・そんな疑問にお答えします。

●記述式についてはこちら

参考:【土地家屋調査士試験】記述式の理想的な配点は?《何点とれば合格できる?》

【土地家屋調査士】記述式の理想的な配点は?《何点とれば合格できる?》
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