土地家屋調査士試験の独学が無理と言われる4つの理由《体験談あり》

土地家屋調査士試験って独学でも合格できるの?

予備校を使っている人が多いみたいだけど・・・

ネットで調べてもやたら予備校をオススメされるんだけど独学じゃ無理な理由って何?

そんな疑問にお答えします。

ケン
ケン

私は平成30年度の試験に一発合格しています。

予備校には通わずに完全に独学です。

ちなみに現在は独立をして土地家屋調査士として働いています。

 

私も合格する前はあなたと同じようにこの試験が独学でも合格できるのかどうかを調べました。

ですが、検索結果には業者が書いたようなアフィリエイトサイトしか出てこなくてめちゃくちゃ困ったんですよね。

「これを書いてる人間は受験すらしたことないんだろうなぁ」って一発で分かるような内容ばっかり・・・。(控えめに言ってクソサイトです)

どのサイトを見ても情報がペラペラで「この試験は難しいから無理」とか「予備校に行かなきゃ受からない」とかそんなマイナスな言葉ばかりが出てきて萎えました。

でも、何で独学では合格できないのかをきちんと書いているサイトが全くない。

なので、実際に独学で一発合格した私が「土地家屋調査士試験が独学で無理」と言われている理由についてちゃんと分析したいと思います。

最後には私の実体験も書いておきます。では、さっそく行ってみましょう。

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土地家屋調査士試験が独学では無理だと言われている4つの理由

合格率が低いから

あなたが何らかの資格を取りたいな~と考えた時、いちばん最初に何を調べますか。

人によるとは思いますが、「まずは合格率を知りたい!」と思う人は多いはずです。

では、土地家屋調査士試験の合格率は何%でしょう?

ここ10年の試験を分析するとおおよそ8~9%程度です。

年度 合格率(%)
平成22年度 8.35
平成23年度 7.71
平成24年度 8.38
平成25年度 8.77
平成26年度 8.82
平成27年度 8.82
平成28年度 8.92
平成29年度 8.69
平成30年度 9.54
令和元年度 9.67

人数にすると4500人が受験をして400人くらいが受かる感じですね。

この合格率の低さを見て土地家屋調査士試験は独学では無理だと言っている人が結構多いです。

合格率や難易度についてもっと詳しく知りたい方はこちら。

【10年分】土地家屋調査士試験の難易度と合格率を解説

マニアックな知識が必要

土地家屋調査士試験は主に不動産登記法から出題されます。

この法律はかなりマニアックなものなので日常生活で見る機会はほとんどないと思います。

なので、法律関係の仕事をしたことがない人にとっては勉強がしにくいです。

しかも解答をする時にはかなり深い知識まで問われます。

ただえさえ勉強がしにくい分野なのに、きちんとした理解を求められるとなると覚えるのも一苦労です。

内容がマニアックすぎて勉強が嫌になって独学を挫折する人が多いですね。

これも土地家屋調査士試験が独学では無理だと言われている大きな理由のひとつです。

情報が少なすぎる

あなたは土地家屋調査士という職業をどこで知りましたか?

不動産関係や測量関係の仕事をしている人なら土地家屋調査士と関わる機会もあるとは思いますが、そうでなければ普通は絡みませんね。

土地家屋調査士という職業自体の認知度はかなり低めです。

職業自体がマイナーなので試験についてもかなりマイナーです。

なので、ネットで土地家屋調査士の試験について調べてもあまり情報がありません。

あったとしても情報がペラペラのアフィリエイトサイトとか、予備校の公式サイトくらいです。

勉強方法とか教材なんかを教えてくれるサイトがなくてとても困りますね。

情報がないとなると自分で試行錯誤しながら勉強をしていくしかありません。

私の体験談でも書いていますが、試験の情報が少ない状態で勉強をするのは結構キツイです。

自分の勉強法が合っているのか分からないですからね。

このような情報の少なさも独学での合格を難しくしている原因のひとつですね。

問題の難易度

土地家屋調査士の試験の内容はこのようになっています。

  • 択一式→マーク式の問題
  • 記述式(建物)→申請書と図面を描く
  • 記述式(土地)→申請書と図面を描く

もっと具体的に試験内容を知りたい方はこちらをどうぞ。

【5分で分かる】土地家屋調査士試験の試験内容《受験経験者が詳しく解説》

択一式の問題は暗記さえすれば点数はとれます。問題は記述式です。

記述式では図面や申請書を書くのですが、これらを書くためには不動産登記法の知識だけでなく数学や関数電卓を使いこなすテクニックが必要です。

なので数学がめちゃくちゃ苦手とか、図面を書く能力が壊滅的な人は結構厳しめです。

他のサイトを見ても記述式があるから独学は無理って言っているところが多いですね。

私の経験的にも記述式の勉強はかなりめんどくさいですね。

独学で合格した例もある

さて、ここまで土地家屋調査士の試験は独学では難しいと言われている理由を説明してきました。

「マニアックな知識が必要」とか、「数学とか関数電卓を使う」なんてことを聞くと自分には無理そうだなぁ~って思う人が多いと思います。

私も勉強を始める前は本当に独学で合格できるのかとても不安でした。

ということでここからは実際に独学で勉強をした私が「独学で苦しかった点」を紹介していきます。

(な~んだ、こんなの楽勝じゃん!って思える人は独学でも合格できます。)

独学できつかったこと

勉強方法が分からない

この試験はマイナーなので独学で合格したという報告はあっても具体的な勉強方法を解説しているサイトはほとんどないです。

なので、実際にどのようなスケジュールでどのようなテキストや問題集を使って合格したのかが全く分かりませんでした。

そんな状態だったので、最初の頃は市販のテキストを片っ端から買って読んでいました。

今思えば読む必要がないものも割とあったので時間の無駄だったと思います。(当時はそれすら分からなかった)

「この勉強方法でいいのかなぁ・・・」と不安になりながら勉強を進めて、少しずつ自分の勉強スタイルを作り上げた感じです。

私自身もかなり手探り状態だったので、独学での受験を断念している人が多いのも当然の話だと思います。

調べるのに時間がかかる

問題を解いていると「これってどういう意味だろう?」と疑問に思う部分が出てきます。

予備校に通っているなら先生に聞けば一発で解決しますが、独学の場合はそうはいきませんね。

ネットで調べるなり、テキストを見るなりして自分で調べる必要があります。

そこで納得できる答えが見つかればいいのですが、そんなに上手くはいかないものです (笑)

検索しても内容がマニアックすぎて、ほとんどヒットしません。

テキストを読み返しても分からない部分の解説がピンポイントであるとは限りません。

めちゃくちゃ調べても分からなかった時は妻(※)や、知り合いの土地家屋調査士や司法書士に聞いて解決することもありました。

(※)私の妻も土地家屋調査士の試験に合格しています。

こんな感じで分からないところがあっても答えにたどり着くまでに時間がかかるんですよね。

個人的にはこれは一番きつかったです。

独学にするか予備校に行くか迷っている人へ

ここまでのまとめ

独学が難しいと一般的に言われている理由・・・

  • 合格率が低い
  • マニアックな知識がいる
  • 情報が少なすぎ
  • 問題自体が難しい

私が独学では難しいと思う理由・・・

  • 正しい勉強方法が分かるまでは手探り状態
  • 疑問点があったら自力で調べる必要がある(情報が少なくて苦労する)

こんな感じです。

私自身が独学で合格しているので、独学での合格が絶対に無理だとは思いません。

ただ、経験則的な話をすると、法律系の勉強を初めてする人はかなり頑張らないといけないです。

適当な勉強で合格できるほど甘くはないです。最低でも半年~1年は勉強漬けです。

実際、私は半年の勉強期間でしたが試験前は10時間以上勉強していました。

私は試験勉強に関してはかなりメンタルが強い方なので最後まで頑張ることができました。

もちろん精神的にかなりキツイ時期もありました。

それを乗り越える自信があるなら独学でも合格できますね。

挫折するくらいなら予備校を使った方がマシ

「うわ~俺には無理~挫折しそう~」と思う人は予備校に行った方がいいです。

実際、多くの合格者は予備校を使っています。

予備校に行けばテキストも全部準備してくれるし、分からないところは丁寧に教えてくれます。

独学みたいに情報が少なすぎて困ることはないですね。

てことで私は長期間の勉強に自信がない人は予備校に行くことをオススメします。

参考:【土地家屋調査士】独学で合格した私が予備校をオススメする理由

【土地家屋調査士】独学で合格した私が予備校をオススメする理由
独学のハードルの高さ、予備校を使うメリットとデメリット、予備校と独学のどちらも経験した調査士の話を紹介します。

もちろん、自分のメンタルに自信がある人は独学でもOKです。

予備校についてはこちらに詳しく書いています。

最近は価格競争が起こっているので授業料が安くなってきてます。

無料あり:土地家屋調査士の私がオススメする予備校3校《料金比較あり》

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2020年度の予備校を比較しています。土地家屋調査士試験を受ける人にオススメの記事です。

独学と予備校で迷っている人はこれらの記事を読んでどちらにするかをさっさと決めてしまいましょう。

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