【将来性ない?】土地家屋調査士試験の受験者が減少している理由《推移まとめ》

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土地家屋調査士試験の受験者は年々減少していると聞いんだけど本当?受験者が少ないってことは将来性がないのかな・・・?

今から受かっても意味ないの?

そんな疑問にお答えします。

この記事で分かること

  • 受験者が減っている理由
  • 土地家屋調査士の現状
  • 実際に稼げるかどうか

 

この記事を書いている私は現役の土地家屋調査士です。個人事務所での実務経験を経て、現在は独立をしています。

おかげさまで普通の生活ができるくらいには稼いでいます。

業界のことはよく知っているので土地家屋調査士のリアルな現状についてお話できると思います。

また、同業者にも話を聞いたのでその意見もまとめたいと思います。

生の声を集めたのでネット上の適当な情報よりは信ぴょう性があるはずです。

では、さっそく行ってみましょう!

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土地家屋調査士試験の受験者が減少しているって本当?

過去の受験者数を確認

出典:土地家屋調査士会連合会

これは平成18年~29年までの受験者数を表しています。グラフではピンクの部分ですね。

受験者数だけ別の表にしてみました。

平成18年 6523
平成19年 6250
平成20年 6074
平成21年 6026
平成22年 5643
平成23年 5056
平成24年 4986
平成25年 4700
平成26年 4617
平成27年 4568
平成28年 4506
平成29年 4600

見れば分かりますが平成18年と比べて平成29年の受験者数は1923人も減っています。

ただえさえ受験者数が少ない国家試験なのですが、最近はますます減っていますね。

何でこんなに減っているんでしょう?

何故、受験者が減っている?

受験者数の減少にはいくつか理由があります。代表的なものは7つあります。

  • 知名度の低さ
  • 測量=肉体労働だと思われ敬遠されている
  • 試験が難関だと勘違いしているから受けない
  • 独立しないなら資格を100%生かせない
  • 将来性がないという勘違い
  • 受かっても稼げない
  • 人口の減少

知名度の低さ

まず、土地家屋調査士という職業を知っている人が少ないです。

「職業は何ですか?」と聞かれて「土地家屋調査士です」と答えると「は?」みたいな顔されますね。(悲しい・・・)

そもそもこの職業を知らないなら試験を受けるということもありませんね。(笑)

似ている職業に測量士があるのですがこちらは知名度がありますね。

いっぽう、土地家屋調査士はマイナーすぎて知っている人がいません。

この知名度の低さのせいで受験者が減っているわけですね。

測量=肉体労働だと思われて敬遠されている

測量というと外で重い器械を担いで道路を測っているイメージが強いです。

はたから見るとめちゃくちゃきつそうに見えます。まさにブルーカラーって感じですね。

測量=肉体労働という世間のイメージが強いみたいです。

最近ではITの発展で体を使った労働よりもパソコンの前でカタカタやる仕事の方が人気です。

最近の若者の間では事務職やシステムエンジニアみたいなホワイトカラーの仕事が人気なので、測量を仕事とする土地家屋調査士は嫌がられることが多いです。

この件についてちょっとだけ反論しておくと・・・土地家屋調査士も図面を書いたり書類を作ったりしています。外で測量ばっかりしているわけじゃないんですけどね(笑)

世間のイメージはそうではないってことです。土地家屋調査士は=キツイからやだって人が増えたことで受験者も減っているようです。

試験が難関だと勘違いしているから受けない

土地家屋調査士は合格率が8%程度なのですごく難しいって勘違いをしている人が多いんですよね。

この数字だけを見て「俺には無理だ~」と決めつけて受ける前から諦めている人が多いです。

実際はそんなことはないですけどね。頑張れば未経験でも半年勉強すれば受かります。(実体験)

このテーマについては別の記事で詳しく解説しています。

【10年分】土地家屋調査士の難易度と合格率を解説
最近の合格率や難易度など。足切り突破は何点くらい?

独立しないなら資格を100%生かせない

これは本当です。もしもどこかの事務所や企業に就職をして働くなら資格を持っている意味はあまりありません。なぜでしょうか?

普段の業務ではその事務所の代表である土地家屋調査士の名前で登記の申請をします。

雇われの身で個人営業をして仕事を取ってくるパターンでは自分の名前で申請することもありますが、このパターンは激レアです。

なので、ずっと個人事務所とか企業の中で働くなら土地家屋調査士という資格を持っていなければいけない場面はほとんどないですね。

ただ、「自分は土地家屋調査士」と名乗れるので名刺を渡す時にドヤ顔はできます。

いやいや、ドヤ顔するために勉強しても・・・って思いますよね(笑)

資格を生かしたいなら将来的に独立をすることを考えておいた方がいいってことです。

逆に一生、誰かに雇われていたいという人はこの資格を取る意味はあまりないと思います。資格を持っていなくても補助者の業務はできますので。

資格者との給料もほとんど変わらないし。

なので、独立志向がない人が増えれば土地家屋調査士試験を受験する人も減るということですね。

将来性がないという勘違い

土地家屋調査士=将来性がないというトンデモ理論を展開する人がたまにいます。

「これからはAI(=人工知能)の時代だから土地家屋調査士の仕事なんてなくなる!」・・・という風に言っています。

これは別記事で詳しく解説していますが、一応、結論だけ言っておきます。

土地家屋調査士の仕事がなくなる可能性は限りなくゼロに近いです。

だって土地や家の売買はなくならないでしょ?だったら、その登記をする土地家屋調査士の仕事もなくならないですよ。

いずれすべての作業が自動化されるという話もありますが、それはAIの性能が高度に発達しなければ不可能です。

現時点でのAIの研究を見ても、調査士業務が自動化される世界はせいぜい2050年以降の話でしょうね。

このような不確定の未来を心配して、将来性がないから試験を受ける意味なんてないじゃん!って思っている人が一定数いるようです。

こういう変な持論を持った人に影響を受けて試験の受験をやめちゃう人もいるみたいですね。

もしも試験に合格しても将来性がないのではないかと心配している人は安心してください。

土地家屋調査士の仕事はそう簡単には無くならないです。ドンデモちゃんはほっといてガンガン受験しましょう。

実際、軌道に乗れば普通に稼げる仕事なのでオススメです。

参考:土地家屋調査士じゃ食えない?実際の仕事内容と報酬額を紹介!

人口の減少

あと単純に人口が減っているから受験者が減ったという意見もあります。

土地家屋調査士試験は30代で受ける人が多いので、この世代の人口が減れば受験者数も減りますね。

独立すればまだまだ稼げます

さて、今回の記事はここまでです。最後にひとつ言っておきます。

土地家屋調査士は独立すれば普通に稼げます。

個人事業主なので多少の営業力は必要ですがそれさえクリアできれば月収100万円は余裕です。

実際、独立して1年以内に月収100万円を達成した土地家屋調査士を3人知っています。

土地家屋調査士は知名度が低いからこそ、他の職種と比べて競争率が低めです。士業の中ではかなり稼ぎやすい方ですね。

まだまだニーズがある職業なので受験するか迷っている人はチャレンジしてみる価値はあります。

資格は腐るものではないし、勉強した経験は自分の資産になります。

受験者数が減っているからと言って、諦めてしまうのはもったいないですよ。

このサイトでは土地家屋調査士試験についての情報をたくさん掲載しています。

「俺も受けてみようかな?」と思った人はまずは試験に受かる流れを確認しておきましょう。

参考:【土地家屋調査士】試験合格・独立開業までのロードマップ《初心者向け》

【土地家屋調査士】試験合格・独立開業までのロードマップ《初心者向け》
私が土地家屋調査士試験に合格した方法をまとめました。初心者向けに丁寧に解説しています。
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