土地家屋調査士の仕事がきついのは本当!でも転職するメリットも多め!

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手に職がほしいな~・・・。土地家屋調査士とかいいかもしれないな・・・。

でも測量の仕事だし、めちゃくちゃきつそう。体力がない人でもできるのかな?

 

そんな疑問にお答えします。

土地家屋調査士の仕事は図面を描くだけでなく、現場作業もあります。

未経験の人が現場作業と聞くときつくて辛いイメージがありますよね~。

私は30代で土地家屋調査士の試験に合格をして転職をしたのですが、転職する前は自分がちゃんと仕事ができるのか心配でした。

今回は現役の土地家屋調査士である私が仕事についての疑問にお答えしていこうと思います!

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土地家屋調査士のきつい仕事を紹介

きついと言われている作業はこのようなものです。

  • 現地調査(境界標を探す)
  • 測量
  • 隣接者との立会
  • 運転

現地調査(境界標を探す)

どんな仕事でも現地の様子を見ないと始まりません。

建物の登記なら建物の長さを測って写真を撮って終わりですが、土地の登記の場合はそうはいきません。(地目変更登記などは別)

土地の場合はまずは現地の境界標を探します。境界標とはこんなやつです。(画像はコンクリート杭ですね)

 

形がきれいな土地ならいいですが、形がいびつだったり、地積測量図が残っていないような土地だと境界標を探すのも一苦労です。そもそも無い場合もあります。

また、大昔に埋めたコンクリート杭なんかは完全に土に埋まっているのでスコップなどで一生懸命掘って探す必要があります。

後から境界標が出てきたとなると、とてもめんどくさいことになるので最初の段階でちゃんと調査する必要があります。

土を掘る作業は足腰に負担がかかるので結構きついですね~。

測量

調査の後は実際に測量をします。測量は天気と気温に左右されます。雨だったら出来ないし、夏だったら暑いし、冬だったら寒いし…

これは土地家屋調査士に限った話ではないですが、外で作業するのって結構体力を使うんですよね。とくに夏は汗だくになるので着替えは絶対にいります。

熱中症にもなりやすいので気を付けた方がいいですね。

暑いの無理~とか、寒いの苦手~という人は着るものを工夫して対策をしないといけませんね。

隣接者との立会

土地家屋調査士というと黙々と現場作業をしたり図面を描いているイメージがあるのですが、実は人とのコミュニケーションも多い職業です。

代表的な例だと隣接者との立会です。

自分たちが測量している土地の隣に住んでいる人に境界についての説明をしないといけないのです。(境界確定測量など)

参考:【土地家屋調査士のお仕事】境界確定測量って何だろう?

どの調査士に聞いても一番メンドクサイのは「人間」と言います。

私もその通りだと思いますね。

たいていの隣接者は普通の人なので文句を言われることもなく、スムーズ立ち合いが終わるのですが、中にはやっぱり変な人もいます。

このような人たちもきちんと相手にしないといけないので疲れますね。

土地家屋調査士=専門職ですが最低限のコミュニケーション能力は必要ってことです。

参考:コミュ障には無理かも!?土地家屋調査士になるために必要な条件

運転

近い現場だったらいいのですが、中には遠い現場(県外など)へ行くこともあります。

土地の場合は何度か現場に通う必要があるので、片道2時間以上を週5日続ける・・・ということもあります。

長時間運転するのも結構疲れますよね。とくに腰痛持ちの人は注意です。

(注意)白バイに捕まる調査士が多い件

それから、土地家屋調査士は不動産会社や司法書士などから電話がかかってくることが多い仕事なので、運転中にも電話が鳴る場面が絶対に出てきます。

私はカーナビとスマホをつなげているので、スマホを触らなくても通話をすることができますが、他の調査士に聞くと、運転中でもスマホを片手に持って電話をしている人が多いです。

もちろん違反行為なので、巡回中の警察に見つかったら即アウトです。

実際に、点数を引かれている人も多いので気を付けないといけないですね。

土地家屋調査士になるメリット

ここまで調査士の辛いところをお話してきました。

「こんなにきついならやりたくないな~」と思っている人もいると思いますが、ちょっと待ってください。

ここからは調査士の仕事をするメリットについて話していきます。

他の士業に比べて報酬が高い

土地家屋調査士の仕事=専門性が高いので、他の士業に比べて報酬が高いです。

独立開業をしてから1年目で月収100万円を超えている人もいます。ただ、このレベルになると不動産会社とのコネや高い営業スキルが必要になりますね。

「土地家屋調査士=儲からない、食べていけない」というイメージを持っている人もいるみたいですが、やり方次第では十分に稼げる仕事です。

ただし、報酬については地域差があります。基本的には田舎よりも都会のほうが報酬が高い傾向があります。

仕事内容と報酬額についてはこちらに書いています。

参考:土地家屋調査士じゃ食えない?実際の仕事内容と報酬額を紹介!

仕事がなくならない(常に需要がある)

土地や建物の売買はいつでもどこでも行われています。

なので土地家屋調査士の仕事が完全になくなるということはないですね。

簡単に言うといつでも需要があるので、仕事に困らないということです。

儲かる仕事をとってこれるか・・・というのはその人の営業力に関わってくるとは思いますが、土地家屋調査士の需要が完全にゼロになることは間違いなくありません。

最近では自分で登記をする素人の方もいるみたいですが、素人でもできる登記は限られています。

土地の測量が絡む登記は土地家屋調査士の専門なので他の資格者にはできません。

もちろん素人の方にも無理です。

(疑問①)AIに仕事を奪われるんじゃないの?

たま~に、土地家屋調査士の仕事はAI(人工知能)に奪われるから将来性がない!!という話をする人がいますが、それが実現するのはおそらく2050年以降の話です。

いや、もっと先の話かもしれません。

確かに近年のAIの発展はすごいですが、だからといって今すぐに土地家屋調査士の仕事がなくなるというわけではないです。

なので、むだに将来の心配をして土地家屋調査士への転職を諦めるのはやめましょう。

あと、土地家屋調査士試験の受験者が減っているから将来性がないという人もいますが、それについての反論はこちらに書いています。

参考:【将来性ない?】土地家屋調査士試験の受験者が減少している理由《推移まとめ》

(疑問②)不景気だと仕事が減るんじゃないの?

確かに、経済状況が良くないと減る仕事があります。ですが、逆に増える仕事もあるんです。

不況だとみんなお金に困るので銀行からお金を借りたりします。

この時、持っている土地や建物に抵当権をつけますが、ここで土地家屋調査士が出てきます。

例えば建物だったら、増築をしたせいで現在の状況と登記上の床面積が違う場合があります。

抵当権を設定する条件として現況と登記内容を一致させる必要があるので、「現地調査してくれ~」という依頼が土地家屋調査士に来るのです。

このような理由から、土地家屋調査士は不況でも仕事が減りにくいと言えると思います。

まとめ

さて、今回は土地家屋調査士の仕事のきつさや、メリットとデメリットを話しました。この職業に対するイメージは良くなりましたか?

個人的には大工や測量士のほうが土地家屋調査士よりも体力が必要な仕事だと思います。

なので、体力に自信がないという人でも実際にやってみたら思ったほどではなかったという人も多いです。(※ただし、現場作業はきつい場面があるので注意。感想には個人差があります)

ちなみに女性でも土地家屋調査士になれます。

参考:【実体験】土地家屋調査士は女性には無理なの?実際に働いて大変だったこと5つ

土地家屋調査士は専門性が高く、独立をすれば結構稼げる仕事です。

そのためにはまずは試験に合格する必要があります。

私は30代の未経験の状態から半年間の独学をして一発合格をしています。

よかったら参考にしてくださいね。

参考:【実体験】30代未経験でも土地家屋調査士への転職は可能か?

【実体験】30代未経験でも土地家屋調査士への転職は可能か?
オジサンの僕でも土地家屋調査士に転職できますか?30代や40代でも土地家屋調査士になる人はたくさんいます。この記事ではこの業界の転職事情について解説しています。

参考:【土地家屋調査士】半年の独学で合格した勉強方法&スケジュール

【土地家屋調査士】半年の独学で合格した勉強方法&スケジュール
5月から勉強を始めて合格した私の記録です。勉強期間は約半年。廃人レベルで頑張れば受かります。
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