【実体験】30代未経験でも土地家屋調査士への転職は可能か?

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30代からの転職って難しいよね?測量業務なんて全くやったことがないんだけど資格を取れば土地家屋調査士になれるのかな・・・?

 

そんな疑問にお答えします。

先日、このような質問を見かけました。

 

私のプロフィールですが、
・現在 32歳 男性 零細 試作部品・金型会社の営業(といっても入社半年なので雑用が大半)
・所持資格は簿記2級、販売士2級。 宅建を勉強中で、測量士補は持っていません。
・出身は3流文系大学で、卒業後上場系小売業で働いていましたが退社。
その後数年にわたって資格を勉強するという名目で結局フリーターというダメな人生を送ってきました。

(中略)

(1)30代後半から未経験で測量関連会社への転職は可能でしょうか?
(測量士補だけでは相当苦しいが、測量士まであれば可能性はあがる。など具体的にお聞かせ頂けたら幸いです。)

(2)(1)の質問と合わせてなのですが、未経験というハンデを乗り越える為、測量実習のある専門学校に30代という年齢で通う事に意味(メリット)はあるかと思われますか?

 

出典:OKWAVE

回答①

失礼ながら、お書きの記載内容から拝察すると、実現可能性が低いと思われます。

(中略)

測量会社や建設会社(個人事務所も多数)に測量業務で採用される場合、
一般的に実務経験がないうちは、資格の有無や、年齢に係らず「測量補助」として
採用されます。

これは、下積みと雑用(≒補助業務)がメインであって、実務を懇切丁寧に教える時間・金銭的余裕のある測量会社・測量事務所は、ほぼ皆無でしょう。

回答②

測量会社の技術職に就職希望だと思いますが一般的には測量会社に限らずこの年齢で募集があるとすると即戦力を求めるのがほとんどだと思います。親戚や知り合いなど就職させてもらえるコネでもあるといいのですが。

 

ネットで転職の情報を調べると結構ネガティブな情報が多いですね。

この質問の回答も厳しめです。

一般的な感覚から言えば、30代で未経験かつ資格もこれから取得するような場合には転職を強くすすめることはしないでしょう。

ただ、私の経験からすれば未経験の30代でも土地家屋調査士への転職は可能です。

実際に私自身が30代半ばで土地家屋調査士試験に合格をして翌年に開業しています。

今回は30代が土地家屋調査士に転職するためのコツについてお話していきます。

 

この記事で分かること

  • 転職に年齢が関係あるのか
  • 30代、40代の人が狙うべき求人
  • 業界の裏事情

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30代未経験でも土地家屋調査士への転職は可能か?

(結論)転職に年齢は関係ない

いきなり結論ですが、土地家屋調査士への転職に年齢はほとんど関係ないです。

この業界は年齢層が高めですし、試験の合格者も30~40代が多いんですよね。

先ほどの質問の回答では「その条件で転職なんて無理」という意見が大半を占めていましたが、私はそのように言い切るのは早いと思います。

そもそも、20代だろうが30代だろうが転職に成功する人はたくさんいます。

これは土地家屋調査士や測量士になるとしても同じことが言えます。

事実、私自身は30代の未経験でしたが現在は土地家屋調査士として働いています。

同僚にも34歳で土地家屋調査士試験に合格して転職した人がいます。

30代以上の転職事情が平均よりも厳しいものであることは確かですが、絶対に転職が不可能と言うわけではないですよ。

40歳以上だと難易度は高い

ただし、40歳以上で現場未経験だと断られるかもしれません。

主な理由は「体力」です。土地家屋調査士の仕事は現場作業が多いのである程度の体力が必要になるんですよね。

若ければ体力があると思われるので採用率も高めですが、40代以上になると採用してもすぐにへたってしまって辞めるんじゃないかと心配されるんですよね。

もともと土木関係などの肉体労働をしていたという場合は別ですが、座り仕事が多かった人にとってはかなりキツイと思います。

参考:土地家屋調査士の仕事がきついのは本当!でも転職するメリットも多め!

もちろん、応募先との相性が重要なので、40代でも採用の可能性はゼロではありません。

ただ、その場合は「土地家屋調査士試験に合格している」という付加価値をつけないと厳しいかもしれません。

土地家屋調査士でなくとも、持っていると役に立つ資格があります。詳しくはこちらに書いています。

参考:ダブル受験可能!土地家屋調査士と相性が良い資格と悪い資格を紹介!

学歴は関係あるか?

少し話がそれますが、土地家屋調査士と学歴の関係について話しておきます。

私が働いていた事務所の代表はその人の過去の経歴や資格などは特に重視していませんでした。

未経験者でも素直で働き者だったらオッケーという感じで、30代の高卒でも採用していましたよ。

中には38歳の中卒の人もいます。

つまり、誰を採用するかは企業側の好みによるので、学歴が低いからといって絶対に転職は無理ということはないのです。

そもそも土木関係の仕事に就いている人で高学歴な人はあまりいません。

一般常識があって体力がある人なら割と受かりやすいです。偏差値とかも関係ありません。

ちなみに試験自体も偏差値は関係ないです。詳しくはこちら。

参考:【バカは無理?】オレ、偏差値低いんですけど土地家屋調査士試験に受かりますか?

土地家屋調査士事務所に受かるためのコツ

ここからは土地家屋調査士として転職するためのコツをお話していきます。

未経験でもOKな求人に応募する

土地家屋調査士の求人には月給30万以上で、年収が400万円を超えているものがあります。

このような求人はおそらく経験者(=即戦力)を求めています。

未経験者はまずは補助者として雇われますが、その場合の月給はせいぜい20万円程度です。

未経験者でも土地家屋調査士の試験に合格をしているなら25万円程度にはなります。

土地家屋調査士=年収が高めというイメージがあるようですが、これは有資格者もしくは現場経験が長い人の場合です。

なので、未経験者が給与の高い求人に応募しても落ちる可能性が高いです。

私は土地家屋調査士の筆記試験に合格してから転職活動を始めて、運よく2社目で内定をもらいましたが、1社目は経験者を求めているという理由で落とされました。

年齢層が上がるにつれて実務経験や即戦力が求められるのはどの業界でも同じです。

もしも、測量未経験者が土地家屋調査士として働きたいと思っているなら「未経験OK」の求人を出している事務所に応募することです。

バイトなら受かりやすい

個人的には正社員でなく、バイトという立場なら採用されやすいと思います。

というのも、調査士事務所はいつも人手不足なので補助者が足りないことが多いんですよ。

土地の測量をする時はメインの土地家屋調査士(または測量士)と補助者の二人一組で作業をするのですが、たまに補助者不足になることがあるんですよね。

そんな時にシフトに入ってもらうとすごく助かります。

ただし、この場合は毎日出勤という形ではなくて、忙しい時の助っ人というポジションになるので給料は低いです。

それでも最低限の現場経験は積めるし、CADの操作もある程度は理解できると思います。

採用する側としても正社員よりも非正規雇用のほうが採用しやすいです。

雇用形態にこだわらない人はバイトとして入社するという手もありますね。

ブラック企業にしか需要が無い?

自分は年齢が高いから、転職が上手くいってもブラック企業にしか就職できないのではないか・・・という不安がある人のために補足しておきます。

そもそも調査士業界自体がブラックです。

これは20代未経験者が働く場合でも同じです。

30代、40代の転職だからブラック企業にしか需要がないというわけではないんですよね。

こじんまりとした個人事務所ならともかく、いつも求人を出している事務所は間違いなく忙しいです。

毎日深夜に帰宅…とまではいきませんが、21、22時近くまで仕事をすることは頻繁にあります。

もちろん、早く帰れる日もありますが毎日定時帰りできないと辛いという人には向いていません。

たまに土日出勤もあります。

調査士事務所というのは万年、人手不足なところが多いので、たとえ未経験者でもあってもある程度の忙しさは覚悟しておいた方がいいです。

まとめ

というわけで今回の記事はここまでです。

個人的には30代の土地家屋調査士への転職は全く問題ないと思っています。

ただし、年齢を重視している採用者もいるので「土地家屋調査士試験の合格者」という付加価値を持っている方が転職に成功しやすいかもしれません。

私は半年の独学で土地家屋調査士試験に合格しています。年齢は30代半ばの頃です。

こちらの記事で合格までの道のりを書いているので参考にしてくださいね。

参考:【土地家屋調査士】半年の独学で合格した勉強方法&スケジュール

【土地家屋調査士】半年の独学で合格した勉強方法&スケジュール
5月から勉強を始めて合格した私の記録です。勉強期間は約半年。廃人レベルで頑張れば受かります。

転職は厳しいからいきなり開業したい…という人はこちらでまとめています。

参考:土地家屋調査士は実務経験なしでも開業できるの?経験者が解説します《100%無理ではないです》

土地家屋調査士は実務経験なしでも開業できるの?経験者が解説します《100%無理ではないです》
試験合格後にいきなり開業することはできるのか?現役の土地家屋調査士が色々なパターンを紹介しています。
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