現役調査士が厳選!2026年合格目標 予備校比較

迷っている時間はもったいない。プロが選ぶ「失敗しない3校」はこれです。

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【2026年版】測量士補を独学1ヶ月で一発合格|土地家屋調査士 午前免除を最短で取る方法

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【2026年版】測量士補を独学1ヶ月で攻略|土地家屋調査士 午前免除を最短で取る方法

測量士補試験は、一般的に「簡単な試験」と言われています。
しかし、その言葉を鵜呑みにして対策を怠ると、痛い目を見ることになります。

結論から言うと、測量士補は「コスパ最強のプラチナチケット」です。

この資格単体で就職が劇的に有利になるわけではありません。
しかし、平均年収が高い「土地家屋調査士」の試験において、最も重たい「午前の部(測量・計算)」が免除されるという絶大なメリットがあります。

私自身、この「午前免除」を手に入れるために測量士補を受験し、1ヶ月の独学で合格しました。
そしてその勢いのまま、同年の土地家屋調査士試験にも一発合格しています。

この記事では、「とにかく最短で、楽に測量士補を片付ける」ための効率的な勉強方法を解説します。

この記事を書いている人(管理人)
現役の土地家屋調査士 兼 行政書士
開業済み(事務所売上1,000万円超)
妻も現役の土地家屋調査士
 調査士試験は独学・半年で一発合格(85/100点)

私は測量士補を独学1ヶ月で取得しましたが、正直に言います。
「もし今、働きながら最短でダブル合格を目指すなら、迷わず予備校を使います」
測量士補は独学でも受かりますが、ここでつまづいて本命の「調査士試験」を棒に振るリスクが一番怖いからです。
確実に午前免除を手に入れ、最短で実務の世界へ進むための「安全策」としての予備校活用法を紹介します。

この記事で分かること
  • 独学1ヶ月で合格した具体的なスケジュール
  • 数学0点でも大丈夫な「動画活用術」
  • 【重要】行政書士ですら落ちた「独学の落とし穴」

【安心してください】合格率は30%〜40%です

「測量なんてやったことない…」という方も安心してください。
測量士補は国家資格の中でもトップクラスに受かりやすい試験です。

▼ 直近5年間の合格率推移

年度 合格率
令和7年 51.2%
令和6年 31.4%
令和5年 32.2%
令和4年 44.1%
令和3年 34.8%

28問中18問(65%)正解すれば合格です。定員もありません。
しかも過去問の焼き直し(同じような問題)が非常に多いため、パターンさえ覚えれば文系・未経験でも余裕で受かります。

私の合格スケジュール(独学1ヶ月ルート)

私が実際に合格した際のスケジュールは以下の通りです。
働きながらでも、これくらいのペースで十分間に合いました。

  • 4月中旬:勉強開始(最初はテキストを読んで挫折しかける)
  • 4月下旬:YouTube動画を見まくる(理解度アップ)
  • 5月上旬:過去問を回し始める
  • 5月20日:試験本番 → 合格

実質1ヶ月です。もしあなたが「少し余裕を持ちたい」なら、3ヶ月前(2月頃)から始めれば、土日だけの勉強でもお釣りが来ます。

【勉強方法】独学は「YouTube動画+過去問」が最強

「なるべくお金をかけずに合格したい」という方には、以下の勉強法がベストです。

1. 神動画で「計算アレルギー」を治す

いきなりテキストを読むと、専門用語と計算式で眠くなります。
私はこちらのYouTubeチャンネルに救われました。

測量士・補合格

講師の解説が無料で見られます。「基礎知識まとめ」の再生リストを見るだけで、ちんぷんかんぷんだった内容が「なるほど!」に変わります。
まずはこれを流し見して、全体像を掴みましょう。

2. 過去問を「作業」として回す

動画で理解したら、あとは過去問です。
私が使ったのは下記のものです(当時はこれ一択でした)。

テキストを熟読するのは非効率です。実際に私も初めの頃は「測量士補合格ガイド」という市販の分厚いテキストを読んでいました。

しかし、難解すぎて5分で挫折した経験があります。私の場合は、数ページで眠くなってしまいました。測量経験がない人にとってテキストを最初から読むのは苦痛すぎます。

ですので、効率的かつ楽な攻略は「過去問を解く → 分からない所だけ解説(または動画)を見る」ということになります。
これを3周すれば、本番で見たことのある問題ばかりが出ます。

ただし、この過去問は少し分厚いので持ち運ぶには不便かもしれません。私は本をスキャンしてPDF化(データ化)してタブレットやスマホで持ち歩いていました。可能な人は私と同じ方法をとってもいいですが、この作業が難しい人は1か月だけ我慢してください。

【警告】「簡単だから」と舐めていると落ちます

ここまで「簡単だ」「独学でいける」と言ってきましたが、最後に重要な警告があります。

「仕事をしながらの独学は、想像以上にリスクが高い」ということです。

私の知人に、大卒で行政書士資格も持っている優秀な方がいました。
彼は「測量士補なんて余裕でしょ」と高を括って独学で挑んだ結果、まさかの不合格になりました。

最も恐ろしいのは、「測量士補に落ちると、その年の土地家屋調査士試験の受験資格(午前免除)が得られない」ということです。
たった一度の油断で、本命の試験を受けることすらできず、1年という時間を棒に振ることになります。

「時間を買う」という選択肢

もしあなたが、

  • 「働きながら確実にダブル合格したい」
  • 「1年たりとも無駄にしたくない」

と考えているなら、測量士補は独学ではなく「予備校のダブル合格コース」で、リスクをゼロにするのが賢い戦略です。

最近の予備校(アガルートなど)は、測量士補講座がセットになっていたり、「測量士補の知識を調査士試験に直結させるカリキュラム」が組まれています。
独学でバラバラに覚えるより、学習効率が段違いに良いです。

【Q&A】測量士補の勉強時間・難易度は?

検索回数が多い疑問について、合格者の視点で回答します。

Q.合格に必要な「勉強時間」はどれくらいですか?
A.一般的には200時間ですが、効率化すれば50時間でも可能です。
ダラダラ勉強するよりも、動画と過去問に絞って短期間(1ヶ月〜3ヶ月)で一気に詰め込む方が、暗記効率が良く合格しやすい試験です。
Q.「測量士補は簡単」と聞きますが、独学だと難しいですか?
A.テキストだけで挑むと「難しい」と感じて挫折します。
専門用語や計算式にとっつきにくさがあるからです。しかし、今回紹介した「動画学習」を取り入れれば難易度は激減し、「簡単」に合格レベルへ到達できます。
Q.未経験で数学が苦手です。計算問題は捨てていい?
A.計算問題は捨てずに、パターンで覚えましょう。
全28問中10問近く計算が出題されるため、捨てると合格が厳しくなります。測量士補の計算は「公式に当てはめるだけのパズル」です。
中学・高校数学を忘れてしまった人向けに、最低限必要な知識をまとめましたので、こちらも参考にしてください。

参考:土地家屋調査士・測量士補試験で使う「数学の知識」まとめ >

Q.測量士補を取るメリットはありますか?
A.「土地家屋調査士」を目指すなら最強のメリットがあります。
単体での就職効果は薄いですが、土地家屋調査士試験の「午前の部(測量・計算)」が免除される永久パスポートになります。年収アップを目指すなら、ここで止めずに調査士まで目指すのが正解です。
Q.独学で使える「無料の勉強サイト」やアプリはありますか?
A.「国土地理院」の公式サイトが一番確実です。
過去の試験問題と正解が無料で公開されています。アプリもありますが、情報の正確さでは公式サイトの過去問PDFを印刷して解くのが王道です。
参考:国土地理院(測量士補試験問題)>
Q.測量士補になるにはどうすればいいですか?受験資格は?
A.年齢・学歴・実務経験に関係なく、誰でも受験できます。
試験に合格して登録すれば資格取得できます。社会人であれば「国家試験ルート」が一般的ですが、測量系の学校(大学・短大・専門)を卒業していれば、試験なしで申請のみで取得できるルートもあります。
Q.独学と通信講座、結局どちらが良いですか?
A.「お金」と「時間」のどちらを優先するかで決まります。
とにかく安く済ませたいなら「独学」一択です。しかし、あなたが忙しい社会人で、最短で土地家屋調査士とのダブル合格を狙うなら、効率をお金で買うつもりで「通信講座(予備校)」を選ぶのが賢い選択です。

まとめ:プラチナチケットを最短で手に入れよう

測量士補は、独学でも1〜3ヶ月あれば十分に合格できます。
しかし、その先にある「土地家屋調査士」を見据えるなら、今の自分の状況(時間、予算、本気度)に合わせて、最適なルートを選んでください。

学生や時間のある方は、今日紹介した「YouTube+過去問」で十分です。

「仕事が忙しい」「絶対に今年でダブル合格を決めたい」という方は、プロの力を借りて、測量士補を”通過点”として駆け抜けてください。

測量士補の次は「土地家屋調査士」へ

測量士補に合格すれば、土地家屋調査士試験の「午前の部(測量計算)」が免除され、合格が一気に近づきます。

「調査士は難しそう…」と思うかもしれませんが、今の予備校は「働きながら最短ルートで受かるカリキュラム」が充実しています。

まずは、どんな学校があるのかチェックしておくだけでも、将来の年収1,000万への道が開けます。

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