
「一通り勉強したのに落ちた」
「どこがダメだったのか分からない。来年も同じ失敗をしそうで怖い」
そんな再受験の悩みを、“詰まり場所の診断”→“立て直し手順”→“講座の選び分け”の順で整理します。
- 基礎講義は要らないが、解き方・精度・時間配分が不安 → 中上級カリキュラム/上級カリキュラムで「本番仕様」に戻す
- 択一式の基礎が穴だらけ(足切りが怖い) → 基礎からのカリキュラムで“土台の作り直し”
- 記述式の採点感覚が不安 → 添削ありの答練・模試を必ずどこかで受ける(1回でもいいから“他人採点”を入れる)
私は独学で合格しましたが、再受験で一番怖いのは「同じ場所で詰まって、もう1年失うこと」です。
そのリスクを潰すための、現実的な立て直し手順を書きます。
【この記事で分かること】
- 落ちた原因を「詰まり場所」別に切り分ける方法
- 再受験で伸びない人がハマる典型パターン
- 中上級者がアガルートを“弱点補強”に使うときの考え方(中上級/上級の選び分け)
- 受験経験者割引(10%OFF)の注意点
※「何回も落ちる人の特徴」と立て直し全体の設計は、こちらでより体系的にまとめています。
参考:土地家屋調査士試験に何回も落ちる人の特徴|詰まり場所診断と立て直し手順
まずは「落ちた原因」を3つに分けて特定する
再受験で一番やってはいけないのは、原因が曖昧なまま“去年と同じ勉強”を繰り返すことです。
まずは落ちた原因を、次の3つに分けてください。
① 知識不足(覚えていない・抜けがある)
- 択一式で、条文・要件・例外の抜けが多い
- 見たことあるのに、正誤判断がブレる
② 解き方不足(手順・型・ミスの癖)
- 記述式で、解き方の型が定まらず毎回迷う
- 計算・作図は分かってるのにミスが減らない
③ 本番仕様不足(時間配分・取捨選択・本番耐性)
- 時間が足りない/焦って崩れる
- 本番で“いつも通り”が出せない
再受験で多いのは③です。
知識自体はある程度入っているのに、本番形式の演習が足りず、試験の時間・順番・制約の中で知識を使い切れない状態です。
要するに、「知識不足」ではなく「本番で使う練習(演習)が不足している」ケースが多い、という話です。
だからこそ、再受験者は「フル講座」より、“本番仕様に戻す(演習・運用を試験型に寄せる)講座”の方が効くことが多いです。
立て直しは「やる順番」が9割
再受験の立て直しは、順番を間違えると伸びません。おすすめはこの順です。
ゴールは共通で、択一式も記述式も「問題を見た瞬間に、反射的に動ける」レベルです。
STEP1:択一式は「迷う時間」をゼロに近づける(足切り回避)
まずは択一式で落ちない状態を作ります。
頻出論点はある程度決まっているので、問題を見て「どっちだっけ?」と迷う時間が一番もったいない。
- 新しい教材に手を広げない(反復が薄くなるのが最悪)
- 頻出論点は「見た瞬間に判断できる」まで回す
STEP2:記述式は「知識×手順」を固定し、ミスを再発させない
記述式は手順だけでは解けません。ベースは択一式の不動産登記法の知識です。
そのうえで、再受験で差がつくのは、
- 必要な知識を、どの順番で使うか(解き方の型)が固まっているか
- 同じミスを仕組みで潰せているか
もし知識不足で取りこぼしている自覚があるなら、一旦、択一式の基礎を固め直す方が早いです(記述式の失点原因が、知識の穴だった、は普通にあります)。
STEP3:本番仕様(時間配分・取捨選択)に戻す
最後に、本番の型に合わせて仕上げます。
ここは独学だけだと採点が甘くなりがちなので、後半はどこかで“他人採点(添削)”を入れるのが安全です。
再受験生がハマる「3つの罠」
罠1:理解は進むのに、点数が増えない
理解と得点は別物です。
必要なのは「分かる」ではなく“試験で取れる形にする(反射レベルまで落とす)”こと。
罠2:教材を増やして安心する
再受験ほど教材が増えがちです。
でも多くの場合、必要なのは追加購入ではなく反復と修正です。
罠3:演習の採点が甘くなる
自分で採点すると、どうしても甘くなります。
これが再受験の最大の落とし穴です。だからこそ、後半は添削ありの答練・模試を計画に入れるべきです。
再受験者にアガルートが刺さる理由(“回しやすさ”が武器)
アガルートの強みは、再受験者が一番求める「反復しやすさ」です。
一度勉強した人ほど、インプットは“長く”要りません。必要なのは短く回して、精度を上げる環境です。
① TOKERUKUN(オンライン演習)が“過去問回し”を楽にする
再受験者は「過去問を回す」こと自体は分かっています。問題は続かないことです。
TOKERUKUNのようなオンライン演習は、
- スマホでサッと解ける
- 解けなかった問題を“見返しやすい形”で残せる
- 紙の問題集みたいに、付箋や書き込みで管理しなくていい
という意味で、反復の心理的ハードルが下がります。
② 動画+テキストを同時に見られる(地味に効く)
動画を見ながら、同じ画面でテキストも確認できる仕様は、復習のスピードを上げます。
「ちょっと文字で確認したい」がすぐ終わる。これが積み重なると差になります。
③ “紙が苦手”な人ほど恩恵が大きい(データ完結の強さ)
紙テキストを裁断してスキャンし、PDF化して持ち歩く人はいます。
ただ、これって裁断・読み取り・傾き補正・ファイル整理まで含めると、想像以上に手間がかかります。
最初からデータで完結できる環境は、そういうタイプにとって「勉強時間を削らないための武器」になります。
ここが本題:中上級カリキュラム/上級カリキュラムの選び分け
このページを読んでいるあなたは、おそらくこういう状態です。
- 初心者向けの“フル講義”は長すぎる
- でも今の知識に自信がない(どこが穴か分からない)
- 試験の型に戻して、今年で決めたい
その場合は、「中上級」か「上級」のどちらを取るかが重要になります。
中上級カリキュラムが向いている人
- 一度は一通り勉強したが、択一式・記述式ともにブレがある
- 基礎の“抜け”が怖いが、ゼロから長時間はやりたくない
- 今年は「土台の補修+本番仕様」を同時に進めたい
イメージは「基礎の穴埋めをしながら、本番仕様に戻す」です。再受験で一番現実的なラインになりやすいです。
上級カリキュラムが向いている人
- 知識はある程度ある(択一式で大崩れはしない)
- 課題は記述式の精度・時間配分・本番耐性
- 短期集中で“試験の型”に戻したい
イメージは「本番仕様に寄せる」です。土台がある人ほど、ここが刺さります。
注意:
中上級・上級に寄せすぎると、択一式の穴が放置されて足切りが怖くなる人もいます。
迷う場合は「自分の弱点は①知識不足なのか、②解き方不足なのか、③本番仕様不足なのか」に戻って判断してください。
超重要:演習(答練・模試)は“添削あり”をどこかで必ず入れる
再受験で一番危ないのは、「解いたつもり」「できたつもり」のまま本番に行くことです。
添削がない演習は、極端に言えば“初見問題を解いて自己採点する”のと本質が同じになります。
もちろん、解説動画があると復習はしやすいです。
でも、採点は最後まで自分です。ここが再受験の最大の落とし穴になりやすい。
だから私は、再受験の仕上げ期には添削ありの答練・模試をどこかで受けることを強くすすめます。
(最低でも1回。「他人の採点」を入れるだけでズレが分かります)
答練・模試の比較と選び方は、こちらにまとめています。
参考:現役調査士が選ぶ「本当に力がつく」模試・答練3選
受験経験者割引(10%OFF)の注意点(ここは間違えない)
アガルートには、土地家屋調査士試験の受験経験がある人向けの割引制度があります。
内容はざっくり言うと、
- 土地家屋調査士試験を受験したことがある方を対象
- 該当講座が10%OFFになる
ここで注意:
「アガルートを以前に受講していた人向けの再受講割引」と混同しないこと。
あなたが狙うべきは、“試験を受けたことがある人向け(受験経験者)”の割引です。
割引は時期・対象講座・条件が変わる可能性があるので、申し込み前に必ず公式で最新条件を確認してください。
まとめ:再受験は「講座選び」より“計画”で勝つ
再受験で結果を変えるコツはシンプルです。
- 原因を「詰まり場所」で特定する
- 中上級/上級で“本番仕様”に戻す
- 仕上げ期に添削ありの演習を必ず入れる
この3つを外さなければ、同じ失敗はかなり減らせます。

