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土地家屋調査士試験|択一式は40点が安全圏。合格点のブレに勝つ得点設計

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土地家屋調査士試験|択一式は40点が安全圏。合格点のブレに勝つ得点設計

  • 択一式で高得点を取るのが大事なの?
  • そもそも何点取れば良いの?

この疑問に、現役の土地家屋調査士として答えます。

結論から言うと、「択一式で貯金を作る」戦い方は有効です。理由は、記述式の点数が年度の難易度でブレやすく、計算ミス等で減点幅も大きいから。

この記事では、択一式の目安点と、年度のブレを踏まえた“安全圏”の作り方を整理します。

【結論】択一式は「40点」を目安に貯金を作る

  • 狙い目の目安:択一式 40点以上(50点満点)を“安全圏”の基準にする
  • 理由:記述式は年度でブレやすく、ミス1つで点が落ちるため、択一式の安定性が合否を左右しやすい
  • 方針:択一式で余裕を作り、記述式は基準点+αを取りにいく設計が現実的
この記事を書いている人
現役の土地家屋調査士(独立8年目)
夫婦で土地家屋調査士事務所を経営
独学半年合格(夫)/ 択一式:45点・記述式:40点で合格

私は独学・半年で合格しましたが、最も神経を使ったのが「択一式の足切り回避と得点の安定化」でした。年度のブレに飲まれないよう、安全圏の狙い方を現場目線でまとめます。

まず押さえる:基準点(足切り点)と合格点の関係

💡 基準点(足切り点)と合格点

  • 基準点(足切り点):下回ると(原則として)次の採点に進めず、不合格が確定する「最低関門」
  • 合格点:択一式+記述式の合計で超えるべき「最終ボーダーライン(合格基準点)」
  • 合格の条件:各科目の足切りを突破し、かつ合計で合格点を超えること

つまり、どれだけ総合点が高くても、択一式・記述式それぞれの基準点を下回れば終了です。

だからこそ、ブレにくい択一式で「まず落ちない状態」+「貯金」を作る戦い方が効いてきます。

過去データで見る「合格点」のレンジ

過去のデータを見ると、合格点・基準点は年度の難易度で動きます。

年度 択一式基準点 記述式基準点 合格点 合格率(%)
令和2年度 32.5 30.0 71.0 10.36
令和3年度 32.5 30.5 73.5 10.47
令和4年度 37.5 34.0 79.5 9.62
令和5年度 35.0 29.0 72.0 9.66
令和6年度 37.5 31.5 78.0 11.00

このデータから言えることはシンプルです。

  • 最低ライン(合格点)は71点の年もある
  • 一方で、問題が易しめで基準点が上がる年は80点前後必要になる可能性もある

つまり、「毎年80点必要」と決めつけるのも違うし、「71点で足りるはず」と油断するのも危険です。

なぜ択一式で「貯金」を作るべきなのか

理由① 記述式はブレやすく、減点が大きい

記述式は年度によって難易度の振れ幅があり、計算量も多いので小さなミスが大きな減点になりやすいです。

だから「記述式で高得点を安定させる」よりも、択一式で安定して点を取り、記述式は基準点+αに寄せる方が合理的です。

理由② 択一式の知識は記述式の土台になる

択一式で固めた知識は、記述式の判断・記載の精度に直結します。

択一式がスラスラ解けるレベルになっていないと、記述式は「手が動かない」「迷って時間が溶ける」になりがちです。

エピソード:難関資格の合格者でも、択一式で落ちる

実際に、知り合いの司法書士が土地家屋調査士試験を初受験したとき、択一式の基準点を超えられず不合格になったことがあります。

本人いわく記述式は手応えがあったようですが、択一式で頻出論点の取りこぼしがあり、結果として足切りで終わりました。

司法書士試験を突破できる人でも、択一式を軽く見て頻出を落とすと普通に落ちます。逆に言えば、択一式を固めれば合格に近づくということでもあります。

ちなみにその方は翌年、択一式を重点的に固め直して余裕で合格しています。

目安の配点モデル(安全圏の作り方)

ここからは、現実的な配点モデルを3つ示します。

モデルA:安全圏(おすすめ)

  • 択一式:40点以上
  • 建物:20点前後
  • 土地:15〜18点前後

これで合計75〜80点が見えます。年度のブレがあっても戦いやすい帯です。

モデルB:合格点が低い年の「最低ライン」

合計71点で合格する年もあります。

ただし、これは「結果として71点だった」という話で、最初から狙いにいく戦術ではありません。

合格点ギリギリ狙いは博打になりやすいので、基本はおすすめしません。

そもそも、その程度の択一式の知識だと記述式も不安定になりがちで、択一式も記述式もギリギリだと運の要素が大きくなります。

モデルC:土地で崩れた場合の“現実的な拾い方”

  • 択一式:40
  • 建物:20
  • 土地:12
  • 合計:72

このように択一式で貯金ができれば、「土地で大きく崩しても」合格点に届く年はあります。

ただし、年度によっては合格点が78〜80点近くまで上がることもあるため、この形は“たまたま助かる可能性がある”程度です。

だからこそ、やはり択一式でできる限り貯金を作るのが効きます。

択一式で40点を作る勉強手順(要点だけ)

細かいノウハウは別記事にまとめていますが、ここでは“外さない順序”だけ。

  1. 過去問を10年分回して、頻出論点の輪郭を掴む
  2. 間違えた肢だけ潰す(全部ノート化しない)
  3. 回転数(反復)を最優先にする
  4. 記述式に入ってからも、択一式は止めない(忘却対策)

択一式→記述式の入り方(おすすめの切り替え)

択一式は記述式の土台になるのは間違いありませんが、択一式だけに偏りすぎると記述式の練度が上がらないという問題も出ます。

目安として、択一式の過去問が7〜8割取れるようになったら、記述式の演習に入ってください。

記述式で「択一式の知識が実務的にどう使われるか」が見えると、理解が立体的になり、結果として択一式の得点も上がりやすくなります

択一式の具体的な勉強法(解き方・回し方)はこちらにまとめています。

参考:土地家屋調査士|択一式の勉強方法と解答テクニック

記述式は「高得点狙い」より「基準点+α設計」

記述式は高得点の再現性が低く、ミスのリスクも大きいので、まずは基準点+αを安定させるのが現実的です。

エピソード:複数回受験者に多い「択一式がギリギリ」問題

私の周りでも、2〜3回落ちてから合格している人は、合格する年まで択一式の基準点を超えないか、超えてもギリギリだったケースが目立ちます。

そして合格した年は、例外なく択一式でしっかり貯金を作り、結果として余裕を持って合格しています。

答練などの演習段階で、40/50がある程度安定して取れる状態でないと、本番の緊張感や小さなミスの積み重ねで簡単に落ちます。

記述式の目標配点(建物・土地の取り方)は、こちらで整理しています。

参考:土地家屋調査士試験|記述式の理想配点は?

まとめ:択一式で貯金を作れば合格は現実的になる

最後に結論をもう一度。

択一式は40点を目安に「貯金」を作る。

合格点は年度で動きますが、択一式で安定して稼げると、記述式は「基準点+α」で勝てる形になります。

迷ったら、まずは択一式の回転数を上げてください。合否が最も動くのは、そこです。

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