
【本記事の独自性について】
この記事は、著者が2020年から書き綴っている実体験に基づいた一次情報です。近年、当サイトの「紫外線アレルギー」や「生理・トイレ事情」等の具体的なエピソードを引用・模倣した情報が見受けられますが、実体験に基づかない一般論も多いため、情報の出どころ(一次/二次)を確認したうえで判断してください。引用は著作権法の範囲で、出典明記のうえお願いします。
「女性でも土地家屋調査士になれる?」というキラキラした問いに、現役の私が本音で答えます。結論から言えば「なれるが、美白も爪も私生活も、何かを捨てる覚悟が必要」です。紫外線アレルギー、生理、トイレ、1年で8キロ増えた体重……。私が現場で流した汗と涙の記録をすべて明かします。
- 美容は捨てろ:美白は不可能。紫外線アレルギーで夜も眠れない痒みとの戦い。
- トイレは死活問題:2人1組の現場は止まれない。膀胱炎リスクとの隣り合わせ。
- 体重8キロ増:夏でも腐らない「外食」中心の生活でファスナーが閉まらなくなる。
- 「独立」が唯一の希望:雇われでの子育ては不可能。自由を掴むために今は技術を盗め。
1. 美白は無理。紫外線アレルギー歴20年の地獄
まず、美容意識が高い人はこの仕事を避けるべきです。「日焼け必須」「美白の維持はかなり難しい」。これが現実です。私は1年で頬や鼻上のシミが激増しました。
特に紫外線アレルギー持ちにとって、夏の現場は命削りです。5分陽を浴びただけで、夜には鳥肌のような湿疹が出て、10分おきに「ムヒ」を塗らないと掻きむしって肌がボロボロになります。
【本家の重装備】
- 通気性の良いパーカーとフェイスカバー、つば広帽子で防御
- 日焼け止めは大量に塗るため「無香料」を選択
- 最大の悩み:器械操作のために指先が出る手袋を使うが、その「指先だけ」が真っ黒になり、夜には猛烈に痒くなる。
2. トイレと生理。現場を止める「罪悪感」との戦い
大手サイトは「周囲とコミュニケーションを取れば大丈夫」と書きますが、現場は基本的に「2人1組」。私がトイレに行けば、作業は完全に止まります。
異性の相方に「生理なのでナプキン変えたいです」なんて、普通は言えません。地方の測量で近くにコンビニがない場合、3〜4時間は我慢が当たり前。仮に水分を控えていても我慢を続けていたら膀胱炎になりやすいです。
私がこれまでで最も「きつい」と感じたのは、会社強制の健康診断でバリウム検査を受けた直後の山奥測量です。下剤の影響でいつ腹痛が襲ってくるか分からない恐怖の中、トイレが一切ない標高の高い現場を歩き回らなければなりませんでした。
「もし今、波が来たら終わる」という極限状態。相方は男性。作業を止めるわけにはいかない。土地家屋調査士という仕事は、個人の体調よりも「現場の進捗」が優先される冷酷な瞬間が多々あります。結局、水分を極限まで控えて乗り切りましたが、こうした無理の積み重ねは膀胱炎のリスクを跳ね上げます。
【実体験】生理2日目のサバイバル術
私は「タンポン(または月経カップ)+ナプキン」の二重防衛で乗り切っています。蒸れや臭い、漏れの不安を消すにはこれしかありません。
※体質により個人差があるため、使用に不安がある場合は専門医に相談してください。
3. 1年で8キロ増。「外食」とストレスの罠
意外かもしれませんが、土地家屋調査士は太りやすい生活になりがち。 夏場にお弁当を持参しても車内で確実に腐ります。結果、お昼は高カロリーな外食やコンビニ飯ばかり。
私は1年で8キロ太りました。入社当時に買った作業着は半年できつくなり、1年後にはズボンのファスナーが閉まらなくなりました。同僚の男性陣もほぼ全員太っていましたね。早朝出勤と残業続きのストレスを食事で発散してしまう、負のループです。
4. 「なめられる」か「特別視される」かの二択
男社会の現場では、女性は格下に見られがちです。
年配男性からの「なめられ」
作業服を着た女性=ブルーカラーの格下と認定する年配男性は多いです。現場で酔っ払いに絡まれるのは圧倒的に女性。隣地所有者に「資格持ってるのか?経験はあるのか?」と、知識を試すような質問をされるのも女性だけです。
「特別視」という名の成長妨害
逆に「女だから重いものを持つな」「現場は危ないから内業(事務)をやってろ」と過保護にされることもあります。これ、一見優しそうですが、技術を身につけて独立したい人間にとっては「教育機会の損失」でしかありません。
突破口は「アピール」と「代償」です。
私は自分から「現場に出させてください」と叫び続け、現場を勝ち取りました。しかし、現場を任されれば早朝出勤と残業が急増します。当然、家事や育児との両立は一気にハードモードになります。
5. 妊娠・出産。雇われ調査士の限界
妊娠中の現場は5〜6ヶ月が限界です。つわり中は器械を覗くのは不可能。そもそも、立ちっぱなしは妊婦には危険すぎます。
産後、規模のある事務所なら産休は取れますが、「現場の即戦力」として半年で復帰するのは、保育園の問題や不規則な残業、打ち合わせを考えると、家族を犠牲にしない限り不可能です。
Q.女性でも採用されますか?
業界全体が深刻な人手不足なので、若ければ「猫の手も借りたい」状態。資格がなくても現場に出されることもありますが、覚悟がないとすぐに辞めることになります。
Q.育児との両立はできますか?
不規則な残業、急な立会い。保育園の送迎を安定的になど、周りの協力(夫や実家)が120%ない限り、即戦力の調査士としては回せません。
6. 【戦略】なぜ私は「独立」を選んだのか
私が過酷な補助者時代を耐え抜けたのは、「独立して自由を掴む」という明確なゴールがあったからです。
今、私は独立して時間にゆとりを持ち、家事も仕事も自分のペースで回せています。これは「雇われ」のままでは絶対に不可能でした。
土地の測量は同業者に回し、自分は「建物の登記」や「相続登記」の内業に特化する。このダブルライセンスこそ、女性が体力を削らずに高単価で稼ぎ続ける最強の形です。
まとめ:技術を盗んで、さっさと独立せよ
土地家屋調査士は女性にとって厳しい仕事ですが、「独立するための踏み台」としては最高です。 私は前職の事務所を「技術を盗む場所」と割り切り、ノウハウを得て即辞めました。そのおかげで今の自由があります。
大手サイトの「女性に優しい」という嘘に騙されないでください。現場の泥臭さを知った上で、それでも「自分の城」が欲しい人だけ、この過酷な試験に挑んでください。

