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土地家屋調査士の超リアルな現状|食えない?年収1000万?きつい現場と将来性を全部書く

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土地家屋調査士の超リアルな現状|食えない?年収1000万?きつい現場と将来性を全部書く

この記事を書いている人(管理人)
現役の土地家屋調査士 兼 行政書士
開業8年目(事務所売上1,000万円超)
試験は独学・半年で一発合格(85/100点)

この記事では、土地家屋調査士の「儲かる話」だけではなく、現場・交渉・経営の泥臭い現実までまとめます。

「資格さえ取れば人生逆転。自由で高収入な士業ライフが待っている」
そんな大手予備校のパンフみたいな綺麗事を信じているなら、先に言っておきます。それは半分ウソです。

現場で泥にまみれ、境界立会で罵声を浴び、それでも経営者として数字を追う。
その中で見えてきた土地家屋調査士の“超リアルな現状”を、良い面も悪い面もまとめます。

【結論:この仕事は“向いてる人”には最高、合わない人には地獄】

  • 土地家屋調査士は「法律家」というより現場×交渉×経営の仕事
  • 年収1000万は可能。ただし売上ではなく“手残り”を作る経営が前提
  • 現場はきつい。だからこそ生き残れば椅子が空いている(ただし営業力は必須)
  • 読み終えた時点で「挑戦する」か「撤退する」かが決まる

💡 重要
この記事を読み終えた時、あなたには「挑戦する」か「諦める」かの二択が残ります。
中途半端に入って後悔する人を減らすために、あえて厳しい現実を先に出します。

「金持ちになれる」は嘘か?年収と報酬の残酷な内訳

受験生が一番気にする「年収1000万円」。結論から言うと可能です。
ただしそれは「売上(年商)」ではなく、経営戦略の結果として“手残り”を作れるかで決まります。

土地家屋調査士は、高額な測量機器・車両・CAD・保険などを抱える設備産業です。
売上が上がっても、固定費と外注費が膨らめば、手元には残りません。

稼げる調査士(利益が残る)に共通すること

  • 固定費(事務所・リース・人件費)をコントロールできる
  • 機器とCADを使いこなし、できる範囲を“内製化”できる
  • ハウスメーカー・不動産へ「価値提案」できる(営業力)

食えない調査士(手残りが消える)にありがちなこと

  • 見栄で固定費を上げ、毎月の支払いで首が締まる
  • 現場が嫌で安易に人を増やし、人件費が利益を食う
  • 下請けばかりで価格競争に巻き込まれ、単価が下がる

「年収1000万」のリアル(売上推移と手残り)を先に見たい人は、こちらへ。

\ 次にやることを1ページで整理 /
合格・独立開業までのロードマップ

「やめとけ」と言われる理由。現場の泥臭さと肉体的限界

ネットの「土地家屋調査士はやめとけ」の正体は、仕事のイメージと現実のギャップです。
法務局相手の「きれいな法律家」を想像して入ると、ほぼ確実に折れます。

真夏の炎天下で草をかき分け、道なき斜面を登り、隣地から門前払いされる。
それでも境界立会は逃げられない。これが日常です。

💡 一番キツいのは“体力”より“感情”
境界立会は「人間×人間」です。
理屈が通じない相手を前にしても、冷静に粘り強く合意形成できるかが勝負になります。

土地家屋調査士の「適性」最終チェック

  • 真夏の現場で1日動き回れる体力があるか?
  • 感情的な隣接者にも冷静に粘り強く交渉できるか?
  • 測量ミスで損害賠償のリスクを背負う覚悟があるか?

適性の話は、こっちでさらに踏み込みます。

参考:土地家屋調査士に向いている人・向いていない人

30代・50代・女性。それぞれの「壁」と突破口

年齢や性別で、ぶつかる壁の種類が違います。ここを誤解すると遠回りします。

50代・60代未経験:最大の壁は「試験」ではなく「修行先」

  • 合格しても、実務を教えてくれる環境がないと詰む
  • 独立より先に「誰から学ぶか」を確保するのが最優先

女性調査士:体力面のハードさはある。ただ“武器”にもなる

  • 体力勝負の現場は正直きつい(ここは綺麗事なし)
  • 一方で、丁寧さ・説明力・信頼構築は強い武器になる

将来性はあるのか?AI不安と「受験者数回復」の真実

「AIで仕事なくなる?」「将来性ない?」は、相談でも検索でも多いです。
ただ、現場の実態を知ると、少なくとも現時点でAIが単独で仕事を完結させるのは難しいのが分かります。

AIが“仕事を奪い切れない”理由

  • 官公庁の運用:印鑑・対面・紙…運用がアナログすぎて自動化の壁が厚い
  • 現地条件:障害物・地形・精度要件で、人の判断と補正が要る
  • 境界は感情:合意形成は人間同士の交渉で、AIは代替できない

さらに、受験者数は令和2年を底に回復傾向です。
ただし、ここで勘違いしないでほしいのは「受験者が増えた=競争激化で詰む」ではなく、引退(高齢化)の方が早いという点です。

💡 なぜ今が「チャンス」になり得るのか
受験者数が回復しても、ベテランの引退スピードに追いつかない。
需要があるのに供給が減る歪みがある。だからこそ、生き残れる人には椅子が空いています。

受験者数の推移は、ここで数字ベースでまとめています。

参考:土地家屋調査士の受験者数推移(直近5年)|将来性と“超リアルな現状”

結論:あなたは「挑戦」すべきか、今の生活を守るべきか

土地家屋調査士は、楽をして稼げる仕事ではありません。
泥を被り、頭を下げ、それでも自分の足で立ちたい人間だけが生き残れる世界です。

逆に言えば、ここまで読んで「それでもやる」と思えたなら、あなたは素質があります。
あとは、やり方(戦略)を間違えないだけです。

\ 覚悟が決まった人へ /
合格・独立開業までのロードマップ

\ 先に予備校を整理して最短で行くなら /
予備校比較(結論あり)

よくある質問(FAQ)

Q.「食えない」と言われるのは結局なぜ?
A. 原因は「単価」より「固定費」と「営業」の欠如です。
単価は出ます。ただ、リース・人件費・外注費で溶かす人が多い。加えて営業しないと仕事が増えないので、手残りが消えます。
Q.未経験でも独立できますか?
A. 可能ですが、実務を学ぶ環境がないと高確率で詰みます。
「合格→登録→いきなり独立」より、まずは修行先(教えてくれる人・場)を確保するのが現実的です。
Q.AIで仕事はなくなりますか?
A. 現時点では“単独で置き換える”のは難しいです。
官公庁の運用、現地条件、境界の合意形成など、AIが完結できない壁が厚い。むしろ道具として使う側が強いです。
Q.結局、向いてる人はどんな人?
A. 一言でいうと「現場×交渉×経営」を楽しめる人です。
体力よりも、感情的な相手にも粘り強く合意形成できるかが重要。適性を具体的にチェックしたい人は、下の記事で確認してください。
土地家屋調査士に向いている人・向いていない人
Q.独学と予備校、どっちがいい?
A. 時間を買うなら予備校、費用を抑えるなら独学です。
ただし、働きながら・短期合格狙いなら予備校の方が現実的になりやすいです。結論込みで整理した比較は下の記事へ。
土地家屋調査士の予備校比較(結論あり)
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